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「」

どの時代にも必ず強者と弱者が存在する。それは物理的な強さだけじゃない。カリスマ性、頭脳、駆け引き。多くの才能によって強さは成り立つ。


そして俺は常に弱者として生きてきた




俺が3歳の時に、交通事故で親が亡くなった。道路に飛び出した幼い俺を庇って死んだ。その後俺は親戚に引き取られることなく施設に預けられた。もとより親戚なんて居なかったが

それでも小学校の時までは不自由なく過ごすことができた。友達だって、決して多くはないが居た。一部俺のことを良く思わない奴もいたが、何かをしてくるわけでもなかった


だが中学に入学して数週間で、俺はいじめに遭った。机に落書きされたり、タバコで根性焼きをされたり、目を潰されかけたこともあった。酷いときには教師もグルでいじめをやっていた時もあった。

それは高校生になってからも変わらなかった。先輩からも暴力を振るわれ、部活なんかとてもじゃないがやることなんてできなかった。

誰にもいじめのことを言えずに、俺は高校2年生になった




最終的に何がきっかけでこうなったかは覚えていない。ただ気がついたら駅のホームの黄色い線を越えて

電車が来たと同時に、線路に飛び込んだ


―――――やっと、終われる




そう思ったのと同時に、今までため込んでいた泥が一気に噴き出してくる


―――――痛い痛い痛い痛い痛い痛い


鉄の塊が少しずつ自分の身体を押しつぶしてくる

思った以上に電車のスピードは遅くて、でも肌で感じる頃には既に全身に痛みが走り


言葉を出す暇もないまま、視界が暗転する




―――――あ、やっとだ


自分が死んだ。と分かって、そう安堵した




俺の人生は何だったんだろう

何のためにあったんだろう。何のために生きてきたんだろう


考えたくもない。でも結局俺がこの世にいた意味は?

そんなの初めからない。ずっと蔑まれ、憎まれ、恨まれ、死ぬことを切望された


何で?

そう自分に問いかけたところで意味なんてない。3歳の時からだ。親が死んで、唯一必要としてくれた人が誰もいなくなって、そして孤立した


そもそも俺の両親は本当に俺のことを必要としていたんだろうか。考えたくもない、でも勝手に頭の中に流れてくる。何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で


何で俺は生まれて来たんだ?

何で俺を生んだんだ?

何で・・・・・俺は一人なんだ




もう考えたくない、どうせこのまま死ぬんだから


早く死んで

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