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氷の女神

目が覚めたらベッドの上だった。



顔も、体も、全身が痛かった。


それにしても寒い…



「エナ、目が覚めたのね」


そこに居たのは氷の女神…いや

ライアスのお母さんだ。



「ナーヴァさん、なんで」


ナーヴァ「訓練生に優秀な人材がいると聞いて、学校に行ったら貴方ともう一人、氷漬けで倒れていたわ」



あぁ…そうか。

ダンが喧嘩を止めてくれたんだっけ。


ナーヴァ「そんなことより、エナはまだ開眼していないのね…」



はぁ、とため息をつくナーヴァに少し苛立ちを覚えたが

グッと我慢した。



目が覚めた所は学校ではなく、オーシャン家だという。

騒動を起こした罰として俺は謹慎を喰らったのだ。



ナーヴァ「エナ、体に変化はない?」


「全身が痛いよ。それより早く学校に戻らなきゃ」


ナーヴァ「いいえ、貴方はしばらくオーシャン家で預かる事にしたわ。ご両親には私から説明しているから安心して」



この人には…逆らえない。



家と言ってもお城のような作りで

俺の家の1000倍はあるだろう。



学校には通えないので、しばらくオーシャン家でも探索して時間を潰そうか…


そう色々と考えているうちに夕食が運ばれた。



とても豪勢なもので、さすがオーシャン家といった感じか…

それよりライアスがこんなご飯を毎日食べているのが羨ましく思った。



夕食はナーヴァさんと食べることになり

昔話をよくされたのだが覚えていない事が多かった。



食後に出された薬…青い液体がとても不味く吐きそうになった。

いや、吐いた。



次の日からリハビリと座学を使用人の人が行ってくれて

ナーヴァさんとは初日以来会わない日々が続いた。


ライアスとは学校での騒動以来会っていない。


孤独な日々を送る事になった。

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