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訓練

訓練学校は今日も始まる。



基本的にはスリーマンセルで行動を行うが

チーム化はされておらず毎日メンバーが変わる事が多い。


より良い組み合わせを模索しているのだろう。



俺はライアス、アクナと組むのがほとんどだった。



ライアスは分かるが、アクナが一緒にいるのが意外だ。


ライアス曰く、アクナは俺の事を弟として見ているらしい。

凄く心外だ。



アクナ「今日は木刀での対戦だって!エナは私が守ってあげるから安心してね!」


「お前に守ってもらわなくても、俺は強い!」


アクナ「えー魔術抜きにしても私の方が強いもん!」


「うるせーな!どっちが多く討伐出来るか勝負だ!」


ライアス「ちょっと!2人とも喧嘩しないでよ。仲間なんだから」


アクナ「じゃあ、よーいスタート!」



そういってアクナが走りだした。


俺も負けじと刀を振るうが、アクナがどんどん倒していっていた。



ルールがいくつかある。


弱点となる目は絶対に攻撃してはならない。


主に首、胸、手足に木刀を当てれば戦闘不能という扱いになりその場から動いてはならない。


魔術を使ってはならない。


主にこの3つを守る事。



そんな中でアクナは凄まじい勢いで5チームを討伐していく。

もちろんスリーマンセルなので3人行動が鉄則だが

アクナに負ける訳にはいかないので単独行動になっていく。


そんな俺にライアスが必死でついてくる、といった形になっていってた。



ライアス「はぁはぁはぁ…僕たちまだ1チームしか倒せてない」


「くそっ!!アクナのヤツ、張り切りやがって!負けてたまるか!」



すると背後から

「黒ガキ、討ち取ったりーー!」

と頭に鈍い痛みを感じながら声が聞こえた。



ライアス「あ!!!モーバン」


モーバン「やっぱり黒ガキは魔術も使えなければ、戦闘にも使えないな」


「なんだと!?この…!!!」


モーバン「おっと!戦闘不能君は動いたらダメだぞ!

     それよりライアス、俺と勝負だ!」


ライアス「う、うわー!」



ライアスの悲鳴が聞こえた後、倒れたのはモーバンだった。



アクナ「ふんっ!私の勝ちね!あはは!」



この日のMVPはアクナとなった。

この日の…というより模擬戦ではアクナが勝者となる事が多かった。



それが悔しくて、堪らなかった。


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