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Wake up 魔姫さま  作者: paperheadman
1/3

1.Wake up

7年、姫様が目覚めるのに7年もかかった。

ゆっくりと蝶が羽化するかのように体を起こしぱちりと音の立つような瞬きを幾度か重ね口を開く。


「宣言、うち魔王になるわ」


...?..?????????


「はぁ!?」


何を言っておられるのだ姫様は、このアシュタール王国の姫君がそのようなことを。

あってはならない!こんな事が国王様の耳に入ってしまわれたら私の立場も危ういではないか!

誰が好き好んで報告書の提出に追われサボることも出来ず付きっきりで部屋から出ることも無く面倒見なくちゃならない仕事を7年も続けた挙句!責任問題とか言ってシバかれそうなことにならんとあかんのやシバキ倒すぞボケぇ!!



「まぁそう焦るなメリンちゃんよ、何言ってんだこのイカレ姫はとか思ってんだろう?顔に出てるぜ。しかしこの国どーーーせ私が寝てる間に貴族の派閥争いとか国王の保守とかで争ってんだろ、おー図星やんわかりやすっ顔がこんにゃくぐらい変わってんぞおめぇ。あぁこんにゃくっつうのはなイモを...」



すごい長ったらしくこのイカレポンチは訳のわからないことを延々と語りだす。

アシュタール王国王位継承権第2位 ユーリカ・テルル・フェルムート=ウーラヌース

見た目は16という歳相応の可愛げのあるお方なのだが7年前と変わらず喋りも思想もやや強め。

眠っておられる間も不可解なことにやせ細ったりもせず逆に成長していき健康体そのもの。

これには宮仕えの医者も魔導士も強く困惑気味。

このお方が仰ったように王位継承問題から貴族の派閥争いに国王様も暴政気味と今城の中はめちゃくちゃである。


「ほんでコンビニっつーのが便利でええことええこと。とまぁこんな感じだけど聞いてないだろ?話変わるけど今税どんな?」

「ゲキヤバ」

「具体的には?」

「平民階級なら1人当たり年金貨18枚てとこ。んでそんなんだから低階級の貴族領から捻出して不満爆発、民が暴徒化して内戦からの鎮圧奴隷化で賄ってるわ」

「うっわぁ十中八九腐れ階級の腐れ貴族の腐れ政略やん、てことはオヤジももう権力ここにあらず状態ね」

「そんなとこです、声を大にしては言えませんがもはや操り人形でしょう」

「やっぱ立て直すより一からの方がまだ何とかなる気がするわ、メリンちゃん来なよ」

「いやです」

「どうせ私が起きたこと知れ渡ったら私もあんたも消されるよ」

「...やっぱ行きます」

「よろしい」



かくして私とキチ姫の旅が始まったのだ。

*TIPS

アシュタールの特産は麦、内向きはパンとして加工、外向きは発泡酒として加工し貿易されている、しかしながらどちらも味が悪いためあまり良い値では取引されない。

鉱山からは石炭も鉄も出ないが赤茶色の鉱物が多く採取される。

それが後にあんなものになろうとは誰も思っていなかった。

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