表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

妹の部屋にあったお菓子箱を誤って落としてしまい中身がばらまかれてラブレター的なもの(下書きと書かれてある)を見つけてしまった件について

作者: 磨雄斗

こんにちは。


今日は、あなたと少し話せました。


少しです。はい。ほーんの少し。


それだけでドキドキしてしまうんですよ私。


廊下ですれ違った時なんか目も合わせられない。


まああなたは気づいてないでしょうけど。


そんなもん。


はぁ。


どうしたらもっと仲良くなれますか?


どうしたらもっと普通に話せますか?


どうしたらあなたに、恋の魔法をかけることが出すか?


分かりません。


そうだなぁ……それでも、いつか。


いつか、私を好きだと思ってくれませんか?


いつか、私を大切だと思ってくれませんか?


いつか、私だけのヒーローになってくれませんか?


お願い、聞いてください。


────────────────────♡♡♡─


これ……日記?それとも、ラブレター?


俺は、膝たての姿勢のまま、薄暗い部屋の中で便箋を見つめる。キレイとは言えない不器用な妹の字が、かわいらしい想い出を綴っている。


なんで隠してたんだろ?

って、乙女心によるものだろうから分からないけど。


なんでこんな、しかも『下書き』って書いた便箋に書いたんだろう……


とりあえず、もう1枚、読んでみようか。

白い花びらみたいにばら撒かれた『下書き』便箋から、もう1枚手に取った。

長いタイトルにしたくせに何も始まらなくてごめんなさい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ