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智謀の神様

初投稿作品です。

ひとつひとつの話は短いと思います。

 私事ではありますが、神になりました。

 生前は賢人などと持て囃されておりました。悩みを聞いて、助言をして、ただそれだけのことをしてきた人生を振り返ってみますと、この賢人という二つ名は大袈裟にすぎると思わざるを得ません。


 晩年は故郷の村に隠居していたわけですけれども、私の死を悲しみ嘆いた人々は、私を智謀の神として崇め奉りました。死後は私の存在など消えてなくなってしまうと思っていましたが、立派な墓に社まで建立されてしまっては無下にもできず、私は社に住み着くことを決めました。


 そうすると今度は土着神さまがやってきて「私の眷属として正式な神格に引き上げよう」と言うものですから、私はあまりの畏れ多さに断ったのですけれども聞く耳を持たれません。終いには社と墓を指して「民にここまでさせておいて今更なにを言う」と仰られたので、私はそれもそうだと思い直して了承しました。


 こうして私は神となったわけですが、やっていることは生前と少しも変わりません。参拝者の悩みを聞いて、それに助言をするだけです。直接声は届きませんから巫女を通じてのやり取りになります。

 人の世はいつも悩みに溢れています。さてさて、今日はどのような方が相談に参られるのでしょうか?

読者の皆さんが作者の原動力になります。これからよろしくお願いします。

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