プロローグ
刑事スパイとして活動している主人公。
今回の標的は『親友』?!!!
俺は江口千尋(偽名)。ある日突然、学校の『スパイ』として働くことになった。
学校の生徒を偽りながら、スパイとして今、『都立水精高等学校』で働いている。
ここ水精高校は、進学率の高い共学の名門校。
もちろん俺はスパイであるものの、他の奴に気づかれないよう、受験して入学した。
自画自賛になるが、スパイに選ばれただけあって俺は秀才だ。だが『テストで毎回学年1位』なんて目立つようなことをしてしまえば、何があるか分からない。だから俺はわざとまぁまぁいいぐらいの成績を保ち続けている。
まぁ、この学校の奴らも馬鹿ではないからバレてしまう危険性が高い。
とりあえず目立ちすぎないこと。
これを策として今まで2年間貫いてきた。
だが3年になった春。
事件が起こる。
「クラス同じだったね!」中学時代の同級生、七瀬莉緒だ。
「ほんとだな、よろしく七瀬。」
「おっ、江口!今年も一緒だったな!」親友の石山一輝だ。
「一輝!俺ら3年間ずっと同じだったな!」
10クラスもあって3年間ずっと同じになるなんて運命だ。
なんて、そりゃそうだ。石山一輝。こいつが俺のスパイしてきた相手だからだ。
読んでいただきありがとうございます。
次回更新予定の第1章もぜひ!