表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花束を摘む  作者: 金川都
一、消えた英雄
22/29

二十一話 姉妹

二十一話です。

よろしくお願いします。

 ダリアはパン屋に戻ると、2時間もサボったことなど気にもせず、建国記念日で店内が混み合う中を突き進み、せっせと働くガーベラのもとへ行った。


「どこ行ってた? ジョシュアが一人で頑張ってたんだよ」

「、、、それは押し付けてすまなかった。ジョシュア」

「い、いえ。大丈夫ですよ。」

 ジョシュア少年は本日分の配達を終え、ガーベラとヨルと一緒に翌日分の仕込みをしていた。

 ガーベラの言う通り、一人で駆け回っていたらしく、疲れて目が重く下がり気味だった。


 そして、ダリアは姉ガーベラの目を真っ直ぐに見て言う。

「明日から騎士に戻る。」

 言ってすぐに、明日は急過ぎたな、と思ったけれど、ガーベラは手を止めてこう返した。


「好きにしなよ。でも今日サボった分は取り返してもらうから。」

「わかった」

 ガーベラはダリアにスキッパーを渡して作業に参加させ、そのまま二人はただ無言で、生地をまとめていく。

 その横でヨルは心配そうに言った。

「配達が1人減ったしまったわね、」

「大丈夫だよ。僕がダリアさんの分も頑張るから」

 ジョシュア少年は、ヨルの心配事を消し去るような眩しい笑顔で言うと、ヨルは安心してようで、無言で仕込みをする姉妹を一度見た。


最中、

「もう戻ってくんなよ。」

とガーベラが小さく言った。

 他のみんなは一度手を止めてガーベラの顔を見たが、ダリアはだけはただ手を止めずに下を見たまま、一瞬だけ頷いた。


 この姉妹にしかわからない世界でもあるのだろうと、何も聞こえず見なかったかのように、一同は作業に戻った。


お疲れ様でした。

次話もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ