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狼は春を唄う  作者: ほたる
砂敷村(さじきむら)
25/32

3


「帰ろうか」


「ああ」


2人は来た時と同じように歩き始めた。


その距離が少しだけ近づいていたことと、泉桜の足取りが軽くなっていたことを除けば。



      * *



「おい、何だよこれ」


砂敷村の中を見回りしていた自警団の1人が、地面を指差した。


村外れ、山に入るかどうかという微妙な場所に建った、一軒の家の前である。


隣を歩いていた自警団の男が松明を近づけ、それを見ると嫌な顔をした。


「こりゃ、酷えことしやがるな」


しかも御姫様の家の前で、と。


てんてんと、地面に血が落ちている。


その先にばらばらにされた小鳥の死骸が落ちていた。


家の背後には、厳しく切り立った山が黒々と聳え立っていた。


ぎゃあ、と夜鳥の不吉な鳴き声が響き渡る。


砂敷村に夜が訪れようとしていた。




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