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掌の詩  作者: 若葉茂
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めぐりあいそら

海が見える岡の木に夕陽がひっかかっていることがよくあります。永遠の59秒目めたいに。ついに分を刻むと、すとんと落ちるような。

窓の外を箒星が流れ

青い星が姿をあらわす

世界樹は枝を伸ばし

緑の影を空の水に映す


白い鳩がエッフェル塔に消えて

自由の女神のたいまつの上にあらわれたの

夢から覚め

目を丸くした女の子がつぶやいた


マリックの石が念力で輝いて

手品師が壮大な手品を見せたのだ


公園のアカシアの茂みの下にね

とらぬ狸がいたんだよ

夢から覚め

アイマスクをした男の子がつぶやいた


マグリットの石がピレネーの城に浮いて

シュールレアリストが大演説をしたのだ


窓の外を天の川が流れ

蒼い星が姿をあらわす

世界樹は枝を伸ばし

緑の影を海の水に映す



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