塩で溶けるプラスチック
掲載日:2026/05/13
博士と立野くんシリーズ
塩で溶けるプラスチック
「博士、海で漂流したプラスチックが分解されるのに400年かかるそうです」
「その問題なら、研究が進んでいて、海で溶けるプラスチックが開発されておるぞ」
「微生物を使うんですか?他のものに影響でませんかね?」
「いや、今回は、塩で溶けるプラスチックを開発しとるらしい」
「えー。塩で溶けるんじゃ日常生活に使用できないじゃないですか?」
「そこはそれ、頭を使え。塩で溶けるプラスチックを塩で溶けないプラスチックでコーティングするんじゃよ」
「なるほど。経年劣化の時間だけ使用できますね。海に流れても、表面が削れたらあとは溶けますね」
いろんなこと考える人がいるなー、と立野くんは思った。
ゴミ袋も経年劣化でいずれ溶けてなくなる。
「うちの研究所でも研究しましょうか?」
「もうすでにいろんなところで研究が進んでおる」
「完全に出遅れましたね」
「毎回このパターンじゃな」
それか、博士が、他の人に開発を押し付けるパターンだよな、と立野くんは思ったが黙っていた。




