前へ目次 次へ 9/100 7・ちいさな村に着いたよ。★ 空が夕焼けの色に染まる頃、村に着いた。 「この中に入れば安心ね。怖い魔物はもう寄ってこないわ」 村には簡単な結界が張ってあって、魔物の侵入を防いでいるらしい。あの魔物たちにもう遭わなくてすむと思うと、安心のあまり涙が出てきそうになった。 「シイラに会わなかったら、僕……生きて村に着くことできなかった」 「もう、男の子なんだから、泣かないの! 村の人への挨拶は明日にして、今日は休みましょう。私の家はこっちよ」