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44・とうとう旅立つよ。
そして、旅立ちの日、姫から装飾が美しい質素な首飾りを頂いた。
僕からもお礼に何か、そうだ!
制服の第2ボタンをちぎって姫に手渡した。
「僕の国では、旅立つ時に心臓に近いボタンを異性に渡すっていう習慣があって」
本当は卒業式の時に、求められたら渡すんだけれど、まぁいいよね、ここ異世界だし。
「お礼にしてはしょぼいけど、姫の瞳と同じ金色だから」
姫は赤くなる。
「いいえ。とても嬉しいです」
僕は姫に送られて旅立った。
そして、旅立ちの日、姫から装飾が美しい質素な首飾りを頂いた。
僕からもお礼に何か、そうだ!
制服の第2ボタンをちぎって姫に手渡した。
「僕の国では、旅立つ時に心臓に近いボタンを異性に渡すっていう習慣があって」
本当は卒業式の時に、求められたら渡すんだけれど、まぁいいよね、ここ異世界だし。
「お礼にしてはしょぼいけど、姫の瞳と同じ金色だから」
姫は赤くなる。
「いいえ。とても嬉しいです」
僕は姫に送られて旅立った。
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