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35-2・礼儀正しい少年(王様視点)
「僕はこれで失礼します」と、頭を下げて少年は去っていく。
相手を敬い、不快にさせない丁寧な振る舞いをするあの少年……この国にはない作法ではあったが、一応の礼儀作法は身についていると見える。
多少ぎこちないが、自然に出てくるその仕草は好感が持てた。記憶を失っていても、体が覚えているのだろう。つまり、その動作が無意識にまで染み付くような生活をしていたと言うことだ。
「あの少年は、磨けば光るやも知れぬな……」
「僕はこれで失礼します」と、頭を下げて少年は去っていく。
相手を敬い、不快にさせない丁寧な振る舞いをするあの少年……この国にはない作法ではあったが、一応の礼儀作法は身についていると見える。
多少ぎこちないが、自然に出てくるその仕草は好感が持てた。記憶を失っていても、体が覚えているのだろう。つまり、その動作が無意識にまで染み付くような生活をしていたと言うことだ。
「あの少年は、磨けば光るやも知れぬな……」