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テンプレのてんぷら  作者: まいまいഊ
-はじめての異世界-
26/100

19-2・孫のようだった少年(タウナギ視点)

 ……まるで、孫に見取られているみたいじゃの。ワシは幸せ者じゃ。

「……爺さん。お礼は、次に会った時に言うよ。だから……」

 セイゴはその黒い瞳を潤ませて、ワシの手を握っている。

「あぁ、分かった……ほれ、さっさと行くのじゃ」

 セイゴはうなずくと、走り出した。


 ……そうじゃ、若者は生きねばならん。前を向いて走らねばならん。

 ワシは、小さくなって行く少年の影を最後まで見届けた。

「最期に草原を……駆け……できて……」

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