表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/44

とりあえずは乗ってあげるわ

極悪ホステスの最新話です。

お楽しみいただけると幸いです。

私の趣味を教えてあげようか?ミステリ小説にミステリ系のゲーム、サスペンスドラマの鑑賞に映画鑑賞にヨガにビジネス書中心の読書。

あとは水泳とかジム行って体鍛えたり、勉強するのも好き。元の世界ではオンラインの英会話教室通ってたの。

あとはスキューバダイビングとサバゲーとたまにアメリカ行って射撃。

結構趣味多い?そう、私って多趣味なのよね。


ーーで、上記の趣味を見てどう思った?これはカンが良さそうかなって思った?正解。


私は今回の転生でなんか違うなってことにもう気づいてた。なぜか?ナサニエルの態度が違うから。

前に攻略対象にナサニエルも含まれているって言ったわよね?でも今回はおかしくない?

私のこと裏でいじめてた。だから気づいたの。


ーーこの話、前回より大幅な改変したなって。



廊下を歩いている時に偶然(偶然かしら?)アレキサンドルに会ったわ。私はスカートを摘まんで挨拶したの。


「ご機嫌麗しく、アレキサンドル王太子殿下」

「やあクラリス。今度アメリアと一緒に観劇に行くんだってね。頼んだよ」



アレキサンドルは笑顔でそういった。私は笑顔で「はい」って答えたわ。そしてすれ違う時にアレキサンドルに言われたの。


「賽は投げられた」


私は瞬時になにか企んでやがんなって思ってクスリと笑って言い返したわ。


「来た、見た、勝った」


誰の言葉か知ってる?古代ローマ将軍のユリウス・カエサルって人の言葉よ。どちらもね。

この話、もしかしたら編集が入ったのかもね。私はアレキサンドルの言葉でなんらかのゲームが開始され、そして私は勝利を勝ち取るってことを示したわけ。

アレキサンドルは機嫌良さそうにクスクス笑って去ってった。ヒントを与えてくれてありがとう、アレキサンドル。これで私の敵が誰か分かったわ。

登場人物じゃない。ーーそう、悪役をすべて潰したら私が悪役にならなきゃならないわけ。つまり私は断罪ルートに入ったわけよ。それか逃げてどっかの娼館で娼婦になるか。


あら恐い、どうしようかしら。ーーって、ネコ被ってももうバレてるわよね。私は結構頭の回転速いの。前にイーシーア女王国のオーサ女王陛下が私にイーシーア女王国に来いって言ったこと覚えてる?


行くことに決めたわ。ヨアンを連れてね。



私はまずヘレナに手紙を書いた。ピンク色の便せんで。フツーの仕事頑張ってますよっていう手紙をね。あとは暗号をつけて。ヘレナと仲良くなったときにグロリア様とこういう風に手紙のやり取りをしてたってこっそり教えたの。


そして今度は2人の間でだけ分かる手紙のやり取りを開始したわ。グロリア様が敵になるかもしれないからヘレナとはグロリア様とは違った暗号を使った。

最後にヘレナの好きな詩の一節を書いて、王宮の人に頼んでウィリアムズ公爵家に届けてくれって言ったの。そのまま渡してもよし、偽造してもよし。詩の一節さえ入っていれば彼女には分かるから。

私が手紙を出して数日後、ヘレナから手紙が来たわ。「私も観劇に行きたいわ」っていうのがね。


私はアメリアに会って、「演劇に詳しい者がもう1人、ウィリアムズ公爵家におります。妹のヘレナです。一緒にお連れしてもよろしいでしょうか?彼女ならショッピングもカフェも詳しいですわ」って言って、了承を得て、当日はアメリアの他アメリアの侍女2人と私とヘレナの5人で観劇に行ったわ。


アメリアは初めて見る観劇が面白かったのか素直にケラケラ笑ってた。ほんと素直よね。

そのあとヘレナの提案でカフェに行って、ついでにショッピングしたの。

化粧品買ったりアメリアに似合うドレス見たりした。アメリアは照れてたけど実際すごい綺麗だった。


そうしてアメリアたちの後ろについて歩いている時にヘレナが小声で私に言ったわ。


「薔薇のトゲには気をつけて」

「それは真っ赤な薔薇かしら?」

「いいえ、白い薔薇よ」


私はヘレナの方を見て微笑んだ。これの答えはあとで教えるわ。私はヘレナに「今日は会えてうれしいわ、愛しの妹」って抱き着いてうりうり可愛がった。

アメリアたちは姉妹愛かって感じで見てた。可愛くて美しくて頭の良い妹って本当最高。

私は機嫌よく、ヘレナと別れて、アメリアたちと一緒に王宮へ戻ったわ。



「今日はありがとう、とても楽しかったわ」

「わたくしもとても楽しゅうございました」


私はアメリアに挨拶をして去ろうとした。その時に「待ってクラリス」って言われて振り返ると、アメリアがなんか思案しているようだった。

あーこれはあれかな。アメリアって実直で嘘吐くの嫌いだから自分の母親と兄が画策してるのが許せないのかな?って思って私は微笑んだ。


「明鏡止水でございますよ、アメリア王女殿下」

「え?」

「あなた様は明鏡止水のお心で静かに清らかに平静にしておいてくださいませ」


私はそれだけを言って部屋に戻った。アメリアはそんなに口は軽くない。静かに頷くのを片目で見つつ、私はそっと会釈をして廊下を歩いた。




お読みいただきありがとうございます。

次は今日の18時に更新します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ