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やっぱアメリアって素直ね

極悪ホステスの最新話です。

楽しんでいただけると幸いです。

補佐官ルートは初だから緊張はしたけど、さすが主人公クラリスよね。なんか楽な仕事ばっか回ってくるわ。

まあでないとクラリススゲーできないもんね。そんなわけで私は今日も仕事してご飯食べて、夜はお風呂入って身体磨いて、ストレッチして寝たわ。


ーで、その翌日よ。私は起きて水飲んで、ヨガと筋トレしてた。そしたらノック音がしたから出たの。ドレスじゃ運動できないから乗馬服でね。


「はい、どちらさまでしょうか?」

「あ、あの...」


アメリアじゃん。なんだよって思ったら不思議そうにこっち見てる。私は首を傾げて自分の服を見てあーって思った。そりゃそうか。部屋で乗馬服着てる奴なんかいないもんね。アメリアは不思議そうに首を傾げて「これから乗馬でもなさるの?」って聞いてきた。


「ああいえ、これは部屋で運動するために着ているだけです」

「運動?」

「はい、ストレッチやヨガや筋肉トレーニングを...」

「ヨガ?」


なにそれって顔してるアメリアを見て、ああそうかこの世界ヨガないんだったって気づいて私は「一緒にやってみます?東国の運動なんですけど」って部屋に入れたわ。

そうしてわりと身体を動かしやすいドレス着てるアメリアにヨガのやり方を教えて一緒にやった。

これ結構ちゃんとやると汗かくのよね。終わった頃には2人そろって汗だくだった。


「アメリア殿下、お先にシャワーを浴びてらして」

「では失礼しますわ」


アメリアは素直に先にシャワーを浴びに行った。アメリアが出てきたあと私もシャワー浴びて、浴室からバスローブ着て出たらアメリアがメイドか侍従を呼んで用意させたのだろう、お茶と朝食がテーブルに置いてあった。ラッキー。


「あら素敵な朝ごはんですね」

「ちょっとあなたと話がしたくてね」


そっかー確かめにきたのかな?って思いつつ、私はオレンジジュースを飲み、野菜から手を付けた。あー王族の朝食うめー。アメリアはしばらく黙っていたが、決心したのか口を開いた。


「あの、お茶会の話なんですけど...」

「ああ、あの時の即興劇は楽しかったですね」


私はスクランブルエッグを食べながらアメリアに言った。アメリアは目を丸くして私に尋ねた。


「即興劇?」

「ええ。アレキサンドル殿下や王妃陛下に聞いておりませんか?わたくしが傲慢でお金で誰とでも夜を共にする高級娼婦役で、アレキサンドル殿下とガルシア大公様はそのお客役。王妃陛下は興味が出たので新規客になろうとしている優雅なマダム役ですわ」

「え?え?」

「皆さま楽しんでいただけてよかったですわ。アメリア殿下はいかがでした?」


私がにっこり微笑むとアメリアは顔を赤くして「私ったら...」と頬に手を当てた。あらカワイイ。


「私ってばてっきり...」

「アメリア殿下、失礼ですが、観劇はあまりなされないのですか?」


私が尋ねるとアメリアは頷いた。曰く、勉強のほかは毎日武術や馬術の練習でそういった娯楽にはあまり触れてこなかったらしい。スゲーなこいつ。超ストイックじゃん。


「ーーでは、今度の週末に一緒に観劇に参りませんか?わたくしが参考にした高級娼婦が出てくる劇がございます」

「よろしいの?」


パッと顔を上げたアメリアに私は笑顔で頷き、「根を詰めすぎるのもよくありませんからね」とアメリアに諭すように言った。


「夢があっても娯楽を楽しむ余裕がないと焦りだしますから。週末は一緒に遊びましょう。武術も勉強も一切忘れて」

「わかったわ、ーーその、この間は打ってしまってごめんなさい」

「構いませんわ。お気持ちは分かりますもの。どうか気になさらないでくださいまし。では今日もお互いがんばりましょう」

「ええ」


そう言ってアメリアと笑顔で朝食を共にし、アメリアが「週末、楽しみにしていてよ」と言って部屋を去った後で私は時間を見てやべって思って急いで身支度した。あと30分しかねーじゃん。メイク今日ラフでいっか。


お読みいただきありがとうございます。

次は今日の18時に更新します。


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