ちょっと小旅行よ
極悪ホステスの最新話です。
お楽しみいただけると幸いです。
補佐官になって初めての休日に私は前にハネムーンでアレキサンドルと行った海の見える街へ行った。ここってなんかイタリアの田舎町みたいで綺麗なのよね。
そして私はバーに入ったわ。この世界って18歳くらいから成人だからお酒も煙草もできるのよね。
ちなみにこの世界の煙草はコンプライアンスでしょうね。ニコチンが入ってないの。
代わりに薬草とか薬効のある動物の角を削った結晶なんかが入ってて、皆健康目的で吸ってるみたいね。私も美容にいいから吸ってるわ。
バーに入って店主にカクテル頼んだの。「夕陽」っていう真っ赤なお酒。甘すぎず美味しかったわ。
そしたら隣に背の高い瘦せ型の男の人が座って同じくカクテルを頼んだの。その人は金色の「クイーン・エリザベート」を飲んでた。ピーナッツをつまみながらね。
私はちょっと興味を持って話しかけてその人と談笑してた。目が海みたいで綺麗だったわ。
「ご旅行ですの?」
「そう、君も?」
「ええ」
「この辺に射撃場はないかな?銃を撃つのが趣味なんだ」
「この国にはありませんわ。あるのは剣技場くらいでしてよ」
「なんだ、つまらないな」
がっかりした様子のその人に私は仕方なく買ってきた地図を開いて見せて「ああ、乗馬はできますね」って教えてあげた。
その人は「ありがとう」って言って私に微笑んで去ってったわ。私は笑って手を振ったの。
ーで、私もカクテルを飲み終えて店主に代金払って外に出たわ。これくらいの酒量で酔うほどお酒に弱くはないしね。
私はちょっとショッピングでもしようかなーって思ってブラブラして、店に入って物色してたの。
特にいいものはなかったから適当にチェスの駒の形したチョコを買ってさっさと出たわ。
それをかじりながらブラブラ歩いていたらおじさんにぶつかっちゃって私は慌てて「ごめんなさい」って言ったの。
クラリスの身体じゃあのお酒はちょっと強かったみたいね。
そうしてホテルに戻ってお風呂に入って、バスローブに着替えてぼんやりしてたらホテルの使用人がやってきて私に手紙を持ってきた。
相手はヘレナとかヨアンもいたわ。そうして私は返事を書いて使用人にチップを渡して届けるように言ったの。ちょっと多めにチップあげたら喜んでいたわ。
チップ文化って面倒でもあり便利でもあるわよね。
そうして日ごろの疲れを癒して、ホテルを出て王宮に戻ったの。
また今週もダルい仕事が待ってるわ。なんでこんな逆ハー小説でこんなに働かないといけないのよ。あ、私のせいか。
書類を書いては王妃陛下に許可もらって、その繰り返し。
楽な仕事って逆に疲れるのよね。手紙も書かないといけないし。
そんな感じで私は補佐官としての仕事してたわ。
お読みいただきありがとうございます。
次は明日に更新します。




