1話
誰しもが見たことがあるだろう、四角いテレビの中で戦うヒーローの姿。強くてカッコいい、どんな敵にも立ち向かい勝利するその勇姿に『俺も』憧れていた。
———3機のヘリコプターが上空から停電した市街地を照明で照らし出す、有象無象の異形をカメラは捉え口を揃えて言い放つ。
見えていますのでしょうか!既に大通りは怪物により埋め尽くされており、地上は既に占領されています!
鬼のような姿の如何にもな敵の軍勢、それに立ち向かうマントをはためかせる筋骨隆々、尖った髪をしたカッコいいヒーロー、俺こと蘆河 悠羅。
荒野と化した六本木いちばーんでかいビルの上で、腕組んですげーカッコいい。
「俺、今ちょーカッコいい...」
額のつけていたゴーグルを着ける、飛び降りると同時に崩れ出す建物、飛び散る瓦礫を足場に次々と飛び移り急速に降下した。
......ズドンッッ!!
パラパラと飛び散るコンクリの破片、落下の衝撃で巻き上がる粉塵、そして半透明なゴーグルの奥から赤い瞳が眼前の敵を一望する。
地面へ突き立てた拳、片膝をつき地面は沈み、亀裂が入る。
ヒーロー着地、アメリカのコミックスでもお馴染みのスーパーヒーローにのみ許された特権。
高揚感が高まる、これがヒーロー...これが...!
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「...ん...」
寝起きの頭をなんとか起き上がらせ、次に上半身を起こす。
寝癖でボサボサの髪が、その弾力性で僅かに跳ねた。夢の中ほどカッコ良くはないものの、そこそこの容姿をした姿...と言うより黒髪に短髪、特段これといった特徴が皆無。
身長174cm、細身に筋肉も殆ど無い、若干猫背気味な凡人で成績は中の下、我ながらなかなかに普通だ... 。
「おはようございます、悠羅くん」
向かって左側から声がする、今ではよく聞き慣れた
「女みてーな声...」
声の聞こえた方へと顔を向けると、そこには友人である五島 真縞がいた。
「真縞...ここ俺の部屋なんだが」
たまてんてんです。
初投稿という事で構想の甘さなんかはご容赦ください、代わりにココ好き要素をたんまり入れ込んで行けたらな〜 なんて考えながら書いていきます。
今回はガンゼンアシュラッ!!を執筆しておりますが、王道バトルものとなります。ジャンプ好きなら好きかもしれない...一話一話を短く書き込んで参りますので気長にお待ちください。
本作の主人公は蘆河 悠羅と言う正義感が強すぎる高校二年生です、ほんと至って普通という感じの主人公が良いなと思いました。
ただ厨二病でヒーロー願望も強いです。
キャラクターの詳細は一話ずつ後書きに今後も載せていこうと思います。