第二話 誰しも秘密を抱えてる
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今回からどんどん話が進んでいきます
「いってきます」そう言って家を後にした真。
新学期2日目にして、学校が楽しみになるとは思いもしなかったので自然とテンションが上がっているのが自分でも分かった。
2日目の今日は午前中に健康診断があるだけなのでお昼過ぎには学校が終わる。
佐々木はおそらく午後から部活があるだろう、そうなると健康診断の待ち時間や、部活の前になるべく情報を集めておきたいと真は考えていた。
佐々木に関して特に知っておきたい情報は
家族構成、友人関係、恋人の3つである。
他人の人生を楽しむのに、その人の人間関係を知らずにいるのは勿体ない。
特に佐々木のようなイケメンと入れ替わる場合には、友人や恋人と過ごすことで楽しさが倍増すると真は考えた。
入れ替わっても1人で過ごすなら、入れ替わる意味など無いからである。
そんな事を考えているだけであっという間に学校についてしまった。
昨日とは違い新学期2日目の廊下は静かであった。
すでに開いていた教室のドアは、真より先に誰かが教室に来ている証拠だった。
「今日は何番目に教室についた人間だろうか」と思いつつ真は教室に入り、
机で突っ伏して寝ていた佐々木を視界に捉えた。
「わざわざ起こしてまで話しかけるのはなぁ、、」と思い、自分の席についた真は
ポケットから取り出したスマホで佐々木のSNSアカウンから何か使える情報はないかと探し始めた。
しかし、それもすぐに断念した、、。
佐々木はSNSをやっているものの鍵垢で、投稿することがかなり稀であり、個人情報がわかる様な物は投稿された事はなく、画像すら1枚も無かった。
イケメンで陽キャはもっとネットリテラシーが低いと勝手に思っていた真は佐々木のリテラシーの高さに感心しつつも、情報が得られなかった事に落胆した。
結局、佐々木は始業のチャイムが鳴るまで起きる事はなく、健康診断が始まってしまった。
健康診断は受ける項目毎に場所が違う。身長体重は体育館、視力測定はは保健室などである。なので移動してる間に少しでも話す事ができるのではないかと真は期待していた。
「男子、さっさと移動しろー」担任の掛け声で、男子はみんなぞろぞろと教室を出始めた。
「佐々木!おはよ」真は教室を出た瞬間に声をかけた。
「おはよ。昨日は一緒に帰ってくれてありがとな」そう言った佐々木の顔はまだかなり眠そうだった。
「始業の前から寝てたの見えたけど、寝不足?」真はさりげなく聞いた。
「そんなところ。朝練もあったし」すんなり答える佐々木。
「朝から運動は俺には無理、、、。朝練の時って家何時に出るの?」さらに質問を続ける真。
「その辺は慣れだなw 駅からそんな遠くないし、6時45分には遅くても家を出てるかな」そう言って佐々木はあくびをした。
「そうなんだ。家どのへ、、」真がそう言いかけたところで別の声に遮られてしまった。
「はーーい、そろそろおしゃべりやめて。出席番号順に並んで受けてもらうから並んで」先生のこの言葉に逆らう生徒はおらず、みんな私語をやめて順番に受け始めた。
その後、他の項目を受けるために移動はあったが佐々木はすでに他の生徒と話していたため、会話のチャンスは無かった。
結局そのまま健康診断は終わってしまった。
その後、女子の健康診断が終わるまで男子は自習するよう担任に言われ、結局放課後まで佐々木と会話のチャンスは訪れなかった。
「気をつけて帰れよー」担任はそう言うと、教室を出て行った。
それと同時に部活に行く生徒や帰宅する生徒、みんなそれぞれの目的の為に教室を出て行った。
佐々木もそんな中の1人であり
「また明日!」と佐々木は言い残し、真が返事をする間も無く部活へと向かって行った。
「真島君て佐々木君と仲良いの」そう聞いてきたのは、隣の席の進藤 香織だった。
「同じ中学出身なだけで仲良いのかは分からない。今回、同じクラスになったから話すようになっただけで中学の時は全然話した事無かったし」そう言った真は少し苦笑いをした。
「なーーんだ、佐々木君のこと色々聞こうと思ったのに」進藤はガッカリといった表情をした。
「そういう事なら俺じゃなくてサッカー部の人に聞いた方が詳しいと思うよ」真は荷物をまとめ、席を立った。
「駅まで一緒に行かない?」進藤は真剣な表情で真を見ながら言った。
「いいよ」佐々木に対する女子の意見は重要だと思った真は断る事はなかった。
そうして2人は教室を出て行った。
まだお昼過ぎという事もあり、学校から駅に向かう道は学生しかいなかった。
道沿いに咲いてる桜もまだ散る事なく咲いていた。
「佐々木の事好きなの?」真から会話を切り出した。
「いやいやいや、、違うよ」焦った様子で進藤は答えた。
「好きじゃないのに佐々木の事を聞くって事は、友達が佐々木のこと好きとか??」 真は進藤の本心を探るように聞いた。
「その逆! 佐々木君と付き合ったものの、すぐにフラれた友達がいてさ、、。しかも急にフラれたんだよ!!」進藤は明らかに怒っていた。
「そ、そうだったんだ、、、。」彼女がいた事すら知らなかった真は驚くと同時に、新しい情報を得られた事に心の底で喜んだ。
そして真はこのチャンスを逃さない。
「佐々木ってモテるのに今まで彼女いるとか聞いた事なかったから、彼女いた事に驚いたよ」
「そうだったんだ。もしかして中学の時からチャラい感じだったのかなと思って、同じ中学出身の真島君に聞いたんだよね」
そう言ってガッカリした様子で下を向きながら、進藤は歩いていた。
「中学の時に佐々木の悪い噂なんて聞いたことなかったよ。高校に入ってから何か変化があったのかな、、」真は真剣に考えていた。
「人には見せない一面があるのかもしれないし、学校での姿だけで判断するって事の方が間違ってたのかもね」そう言った進藤は、悲しさや怒りを隠すように作り笑いをしていた。
真は少し上を向き、空を見ながら言った。
「確かに。人が人を理解することなんて無理って事か」
そうして話しているうちに駅に着いた2人は改札に入ったところで解散し、帰路に着いた。
そして真は決心した
「1度佐々木と入れ替わろう」
最初はイケメンの人生を体験してみたいと思い佐々木に近づいた。
しかし今となっては佐々木駿がどんな人間なのかを知りたいといった思いに変わっていた。
そこで重要になってくるのは、いつ入れ替わるか。
せっかく入れ替わるなら、制限時間の15時間をなるべく全部使いたい。
そうなると学校がある平日よりも、休日の方が都合がいいのだが、試合がある日だけは絶対に避けたい。
これらを考慮すると休日で部活が終わったであろう時間から入れ替わるのが一番最適であるという結論に至った。
その時間とは14時から翌日の2時までの12時間である。
休日とはいえ、さすがに深夜の2時以降は佐々木の友人も寝てしまい、やり取りをする相手がいなくなるだろうと思ったからである。
そうと決まったら真がとる行動は1つ。
佐々木の今週末の予定を聞き出すことである。
新学期3日目の朝、「行ってきます!」そう言って玄関から出ようとした真。
そこに母親が話かけた
「最近いつもより元気ねぇ」そう言って、息子の些細な変化にも気付く母
「普通だよ」
そう言った真であったが、見透かされた事に少し恥ずかしさを感じつつも、冷静を装う事に必死だった。
その様子を見ていた父は
「元気なのは良い事じゃないか」
と言い、息子の様子に嬉しそうにしていた。
そんな両親に見送られ、真は家を出て学校へと向かった。
「もし、今日も先に佐々木が教室にいたら話かけようと」と真は決めていた。
優しい佐々木の事だから、わざわざ直接聞かなくてもLINEで聞けば教えてくれるだろう。
しかし何故か真は直接聞きたいという思いがあった。
入れ替わってる時の真の行動ひとつで佐々木の人生に影響が出てしまうかもしれない。そう考えたとき、直接話すべきだと思ったのだ。
教室の前に着いた時、自分が緊張していると感じた真は、小さく深呼吸してから教室へと入った。
そしてすぐに、その緊張は無駄だと分かった。
まだ佐々木は来ていなかったのだ。
期待を裏切られた真は自分の席に着き、机に突っ伏して寝たふりをして佐々木が来るのを待つことにした。
「起きろーー」そう言って図々しく話かけてきた進藤によって、寝たフリはすぐに終了した。
「なんだ進藤か、、」真はガッカリしていた。
その事を見逃さなかった進藤は
「私で悪かったわね」と不満そうに言い席に着いた。
「佐々木について、何か聞いておきたい事とかある?」真は進藤に尋ねた。
不満そうにしていた進藤の表情が一気に変わった。
「あるある!この前話した、佐々木君にフラれちゃった子のことなんだけど、なんでフったのか聞いてもらえると助かる」
「かなりデリケートな話題だから確実にとは言えないけど、教えてもらえるように頑張るよ。その子の名前教えてもらっていい?」真は聞いた。
「ユイちゃん。湯島 唯って子。私の中学の時からの友達なんだよね」ユイちゃんの説明をしている進藤は嬉しそうにしていた。
「ユイちゃんね。了解」そう言った真は、あることに気づいた。
佐々木がまだ来ていないのだ。
そしてそのまま佐々木が来ることはなく、ホームルームが始まってしまった。
ホームルームも終わりにさしかかった頃、佐々木といつも一緒にいるメンバーの1人が言った。
「先生―! 駿は今日休みなんですか?」
「あれ?聞いてないのか。佐々木は病院に行ってから来るから遅刻するって連絡あったぞ。昨日、部活中に痛めたところが原因らしい」そう言って担任はホームルームを続けた。
少しホッとした真はとりあえず佐々木が来るまで待つしかないと思い、授業をやり過ごす事にした。
「遅れてすみませーーん」そう言って佐々木は二限の途中に教室に現れた。
しかし、佐々木が怪我をしている様には見えなかったし、佐々木自身も何処かを痛そうにしている様子もなかった。
少しでも早く話したかったが、遅刻してやってきた佐々木はいつも以上に人気だった。どこを怪我したのか、部活には参加できるのかなどを違うクラスの人達も聞きに来たからだ。
そうして真が話せる機会がやってきたのは放課後だった。
「怪我大丈夫なの?」真は部活に行こうとしてる佐々木に話かけた。
「おー!真島! 大きな怪我じゃないんだけど、とりあえず今日だけでも休めってことで、監督のところに挨拶だけして帰るんだよ」部活に参加できない佐々木の表情は悲しそうに見えた。
「そっか、、。今日参加できないのは残念だけど、大きな怪我じゃなくてよかったよ。時間あるなら一緒に帰る?」佐々木に同情しつつも真はチャンスだと思った。
「いいね!怪我のこと愚痴らせてくれよ」そう言った佐々木は少し嬉しそうにしていた。
「私もいい??」ここで進藤が仕掛けてきた。
そもそも佐々木はユイちゃんと進藤が友達って事を知っているのだろうかと、真は疑問に思っていた。
「もちろん!連絡先交換した仲なんだし3人で帰ろう!監督のところ行ってくるから、玄関で待ってて」そう言い残してた佐々木は教室を出て行った。
「佐々木って進藤さんとユイちゃんが友達なの知ってるの?」真は恐る恐る進藤に聞いた。
「それは私も分からない、、。けど知ってたら、フった相手の友達と帰りたいって思うかな?」
「確かに、、。気まずくて俺は嫌だな」と言い、2人は支度をしてから玄関に向かった。
玄関に着いたがまだ佐々木は来ていなかった。
「ユイちゃんがフラれて可哀想なのはわかるけど、突っ込んだ質問しすぎて佐々木を怒らせないでくれよ」真は進藤が暴走しないように釘を刺した。
「それくらいわかってる」そう言ってるが進藤の目には怒りが見えた。
「お待たせ!」ニコニコしなが佐々木がやってきた。
そうして3人で駅に向かった歩き出し、進藤が最初に話始めた。
「佐々木君はどこ怪我したの?」
怪我で部活に参加できない人にいきなり怪我の事を聞く進藤に真はヒヤヒヤした。
「それがさ、足とかじゃなくて肋骨なんだよね。ミニゲーム中に相手の肘が良い感じに当たってさ」佐々木はすんなりと答えてくれた。
「なるほどねー。大事に至らなくてよかったね」と進藤は言った。
「試合とかに影響は出ないの??」真はこれに乗じて試合の予定を聞こうと思った。
「ありがたいことにしばらく試合の予定ないみたいで助かったんだよね。ラッキー!」佐々木は嬉しそうに答えた。
「てか、一緒に帰ってるんだし、名前で呼び合おうよ」陽キャ全開の佐々木。
「わかった。駿て呼ぶようにするね」先に進藤が言った事に驚いた真はそれに続いた。
「俺も駿て呼ぶわ」
「よろしく!真と香織」そう言った駿は本当に嬉しそうだった。
「駿てモテそうだよね」グイグイいく香織。
駿に好かれたいとか思っていない香織は嫌われてもいいから、聞きたいことを聞くってスタンスでいくのだろうと真は思った。
「いきなりそんな事聞く?」真はそう言いつつ香織を見た。
目線の意味に気づいた香織は
「さすがにいきなり失礼すぎちゃったよね。ごめんごめん」と言い直した。
「いや、大丈夫だよ。モテてるってことはないよ。恋愛経験が豊富ってわけでもないし」駿はすんなり答えてくれた。
「次は俺の番!まずはお二人の誕生日は??ちなみに俺は7月14日!」と言い出した駿はその後、真と香織に好きな食べ物や、趣味などを聞き、そんな会話をしているうちに駅まで着いてしまった。
ユイちゃんの事を聞き出したかった気もするが、その為に質問攻めにして、いきなり駿と香織が喧嘩するなんて結末があったかもしれない。
そう考えると今回聞き出せなかったのは結果的に良かったのかもしれない。
そう思いつつ、真は駿と同じ電車に乗った。
俺たちと方面が違う香織は別の電車に乗っていた。そんな彼女の表情は少し怒っているように見えた。
「真は香織のこと好きなの?」唐突に駿が聞いてきた。
「まさか!!絶対ない」予想外の質問に真は笑いながら返事した。
「違うのか。応援しようと思ったのに」と茶化すように言う駿。
「もしそんな時が来たらよろしく」真も適当に返事した。
そうして2人は解散し、まだ太陽が高い所にある中それぞれ帰路に着いた。
その日の夜、真のところに香織からLINEがきた。
そこには「日曜日に少し会えない?」と書いてあった。
100%駿の事について話があるんだろうなと分かっていた真は、全くドキドキすることもなく返信した。
「了解」
そうなると入れ替わる日が自然と決まった。
今週の土曜日。時間は14時からである。
次の日から部活に復帰した駿は、真と香織と一緒に帰る時間はなく、特に新しい情報が得られぬまま土曜日を迎えた。
当日の朝、14時まではまだ時間があるにもかかわらず、真は目が覚めてしまった。
とりあえずリビングまで行ったが、両親は買い物に行ったらしく静かだった。
ソファに座りスマホを取り出した。
駿と入れ替わるとは香織に言えないが、LINEを送った。
「今日、駿と少し話せるかもしれないからユイちゃんのこと聞いておく。多分」
香織からの返信は早かった。
「多分じゃ困る。それに明日、ユイちゃんも来るから」
まじか、、と思い、返信は入れ替わった後でいいやと思い真はスマホをテーブルに置き、テレビで録画していたバラエティ番組を見始めた。
入れ替わった後の事を考えていると、見てる番組の内容は全然頭に入って来なかった。
その後、ゲームもしてみたが集中できず、漫画もダメだった。
色々試しているとあっという間に時間が過ぎ、14時が近づいてきた。
真は自分の部屋に行き準備をした。
準備といっても特に難しいことをする必要はない。
目を閉じ頭の中で、対象の名前と生年月日を5回唱えるだけである。
条件を満たしていれば目をおけた時、入れ替わっている。
覚悟を決めた真はベットに横になり、目を閉じてから始めた。
「佐々木駿 20xx年7月14日、佐々木駿 20xx年7月14日、、、、、、、、」
5回繰り返した後、目を開けると見慣れない部屋に立っているのが分かった。
部屋自体は広いが、カーテンは閉まっていて物はあまり置いてない。
ベットと勉強に使ってるであろうテーブルと椅子、腰くらいの高さしかないが横に長い本棚が置いてあるだけであった。散らかって様子はなく、それどころか、綺麗すぎて違和感を感じるくらいであった。
違和感を覚えつつも、まずはポケットに入っていた駿のであろうスマホ取り出した。
ロック中の画面にはサッカー選手の画像が使われていたが、それが誰なのか真には分からなかった。
画面を見るとスマホの顔認証でスマホのロックが解除できた。この時点で鏡はまだ見ていないが入れ替わりに成功していることが分かった。
まずはLINEを確認し、この後に何か予定が入ってないのかを確かめようとすると、通知がなった。
「今日の部活お疲れ! 予定通り15時半にxx駅前集合で!」男2女2のグループラインに送られてきたのが分かった。
まずはスマホの位置情報を使って、駿の家の位置を確認した。
最寄り駅まで10分のところにあり、最寄り駅から集合場所の駅までは15分かかる。
そうなると大体1時間近く残されていて、その間に出かける準備をしつつ、家の状況を確認しなければならない。
「オッケー」とだけグループラインに返信し、行動を開始した。
まずは扉の前で耳をすまし、物音がしないか確認した。
沈黙が訪れ、自分の心臓の鼓動だけが聞こえる。
休日だし、駿の親も出かけてるのかと思い、恐る恐る真は部屋をでた。
部屋のカーテンが閉まっていたせいか、廊下が少し眩しく感じた。
そしてなるべく足音を立てないように、廊下の突き当たりにある扉の前まできた。
いまだに物音は聞こえないので扉を開けリビングであろう部屋に入り、真は驚いた。リビングには大きな窓があり、そこからの景色は隣の家の壁ではなく、空だった。
そうしてようやく真は、駿の家がマンションの高層階である事を理解した。
駿の部屋と変わらず、リビングにも生活感が全くない。
そんな中、真はリビングの片隅に家族写真が飾ってあることに気づいた。
両親に挟まれ、真ん中んでニコニコしながら立っている少年がいて、それが幼い時の駿であることは直ぐに分かっただけでなく、幸せな家族である事も分かった。
リビング以外の部屋も確認した。リビングと駿の部屋以外に、両親の部屋や書斎らしき部屋、ウォークインクローゼットもあった。
全部を詳しく見ている時間はないし、駿に関する情報が駿の部屋じゃない所にあるとは思えなかった真はとりあえず、部屋の配置だけは忘れないようにし、シャワーを浴びてから家を出る事にした。
読んでいただきありがとうございます
次話から駿の秘密が垣間見えたりしてきますので、なるべく早く更新したいと思っています!
更新した際は、読んでくださると嬉しいです