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3LUK ラックと派生と根源と

最近することがないです、暇です。なので小説を書きます。3日連続投稿は初かもしれません

楽しんでくれたら幸いです。

集まったポリゴンは四角い立体を作り上げていきます。


「わああ、すごい宝箱だね!それと…羽かな?」


ミイが言いました。


そのポリゴンの白い結晶は2つに分かれ、1つは宝箱、もう1つは【ファイヤドラゴンの羽】というアイテムになりました。


宝箱は全体的に赤く、箱の角と鍵穴付近は銀でできているようです。


ゲームの中の宝箱には鍵穴があることがよくあります。

しかし、そのほとんどが鍵を使わずに開けることができます。


なぜあるの?と聞かれたら、ゲームの雰囲気作りのためです。と答える他ないでしょう。


ミルクがアイテムをタッチし、自分のストレージ(注=アバターのアイテム記憶装置または、持ち物一覧)に送りました。


ミイは宝箱を開けます。中にはとても凄いものが


「ありゃ?」


入っていませんでした。宝箱には何も入っていません。


しかし、宝箱の上にとても大きなタブが現れます。まだ何も書かれていません。


すると、パパーン!!と音がし、


Congratulation!You set a new record!!


の文字がけばけばしい字で現れます。


英語が苦手なミイは翻訳をミルクにまかせます。


「ミルク、あれってなんて意味?」


「えっとね、『おめでとう!あなたは新記録を更新しました!』かな」


なるほど、さすがミルク。で、新記録更新ってなに?


そのミイの疑問を察したかのようにミルクが言いました。


「今までで沢山のプレイヤーがこのボスを倒してきたけど、私たちがそのタイムを更新したらしいね」


「なるほど......って!それってすごいことじゃん!」


「そうだよ!!すごいよ!」


ミイとミルクは喜びます。


タブの下の方にはタイムが書かれています。23秒。


平均的にこのボスを倒すには二分ほどの時間がかかりますす。23秒はとても速いです。


そして2人の前にそれぞれタブが現れました。


書かれている内容は2人とも少しだけ違います。いえ、大きく違います。


ミイは、


[新たな()()()()()スキルを獲得しました

根源の口腔(オリジン)

効果:全てのものを吸い込む虚数空間を作り出す このスキルは魔力を消費しない

獲得条件:一層のボスを全プレイヤーの中で初めて30秒以内に倒す]


ミルクは、


[新たなオリジナルスキルを獲得しました

派生の手腕(デリベーション)

効果:全てのもを穿つ実数空間を作り出す このスキルは魔力を消費しない

獲得条件:一層のボスを全プレイヤーの中で初めて30秒以内に倒す]


です。


「ミルク、なんか強そうだねこれ」


「そうだね、でもお互いちょっと違うね」



***



2人は二階層の街である【ヘキサヴィル】を出て、東にある草原に来ていました。しかし、それが起こったのはモンスター狩り兼レベル上げの途中でした。


目の前には5人組のプレイヤーがいます。


なお、このゲームはオンライン。つまり、街から出てステージで出くわしたプレイヤー同士のほとんどが戦いを始めます。いわゆる、PvPというやつです。


「ね、ねえミルク?これってどうすればいいの、かな?」


ミイは目の前にいる男5人組のプレイヤー達をみながら言います。あちらはこちらをなめているようです。ヘラヘラと笑っています。


確かに5対2は不利です。ピンチです。あちらが余裕と思うのもわかります。


そうねえ、ミルクが言います。


「とりあえず、やるしかないんじゃない!!」


「ない!!」の部分で既にミルクは杖を構えて魔法を放っていました。ファイヤショットです。アバターレベルが15に達すると下級魔法は詠唱をしなくても繰り出せるようになります。


常に一緒に戦っているミイとミルクのレベルは18です。


しかし男の1人はそれをわかっていたかのようにそれを同じくファイヤショットで相殺しました。


ミイはなにをしたらいいのかわからず、立っていました。


「おいお前ら!やるぞ!!」


男の1人が掛け声をかけます。


「おう!」「おうよ!」「あいよー」「はいよ」


他の男たちそれに合わせて声をあげました。気が引き締まっているのかそうでないのかわかりません。


そこでミイは、はっとしました。


「ねえミルク、新しいスキル使ってみない!?」


ミルクは


「そうだね、やってみる価値はあるかも」


と言います。


そしてミルクが左の(てのひら)を前に出し、


「穿て!デリベーション!!」


男たちの前に白い球体が現れます。そして、ミルクが広げていた掌をグッと握ると、


「がはっ!」「ぐっ」


球体から黒く、長い刺が光速で出てきて1人の男の心臓と1人の男の腿を貫きました。


心臓に刺が刺さった男はHP全損、即死コースでした。


もう1人の男はHPが七割減りました。


ミイも同じように、


「喰らえ!オリジン!!」


右の掌を前に出しました。


すると男たちの前に黒い球体が現れました。


同じように掌をグッと握ります。


そうすると、球体は球体その物が空間の穴になりました。そして2人の男はそのなかに吸い込み、HPを全損させ、小さくなって消えました。


倒しきれなかった男2人は


「お前らぁぁ!!」


そう言って持っている剣で斬ろうと走ってきます。


「ミイ!」


「うん!」


ミイとミルクは2人にしか伝わらない謎の会話をしました。


そして2人は掌を前に出します。ピッタリ同じタイミングでした。


2つの球体が現れると思いきや、1つの球体しか現れませんでした。虹色に輝いています。


そして、


「喰らい狂い刺し穿て!インザカオス!!」


2人は同時に叫び、掌を握ります。


虹色の球体は2人の男を吸い込み、そのままなくならず、黒い刺が中から勢いよく飛び出し、2人の男を貫いていました。体からはダメージエフェクトが煌めいていました。


そしてポリゴンとなって散って消えていきました。


こうしてミイとミルクの初のPvPは幕を下ろしました。

前とその前にも描きましたが僕は小説を読むときは必ずあとがきから読むんです。

だから、あとがきには内容のネタバレをしません。

さて、今回話すのは前回予告した通り、たこ焼きにイカが入っていたらどうなるのか、です。

僕はたこ焼き自体がとても好きです。ですが、タコが好きという訳でもないんです。のんというか、たこ焼きの『焼き』の部分が好きなんです。だから、中身がイカであろうがきっと食べます。美味いだろうなあ。もういっそ商品化してしまえば?そう思います。

そんなわけで次回は本が空を飛んだらどうなるのか、を話していきたいと思います。

読んでくださり(まだ読んでない人も今から読んでくださることを願って)ありがとうございます!

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