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急変

ぼくはいつもお家の中にいて、お外には出ちゃダメってママさんから言われてるけど、ママさんといっしょにならお外に出てもいいみたいなのです。それがこのおさんぽ!




おさんぽにいくと、いーっぱい知らない匂いや景色があって、とってもワクワクするのです!それに今日はゆきひらひらしてます!ゆきを食べようと何度ももぐもぐするのですが、いっつもいなくなります。なんでなんだろう?




ゆきはすぐに消えちゃうけど、この電柱はきえませんよ。たべれないけど。クンカクンカ。。。ふむふむ。。。誰かがぼくにメッセージを残していますね。クンカクンカ。。。




「ゆきー、あんまり電柱にお鼻くっつけちゃだよー」




ママさんはぼくが電柱のにおいをかいでいると、リードを引っ張ったり、声を掛けてきます。なんなんでしょうね?それにどうしてママさんはクンクンしないんでしょうね?




「あらー、こんにちは!キキちゃん今日も元気そうね!」




ママさんが楽しそうな声を出していたので、ぼくはふりかえってみた。するとキキちゃんが向かいの電柱をクンカクンカしていた!




ききちゃん、こんにちはー!なにしているの?




「・・・」




キキちゃんはだまってぼくの背中を見ている。この子はいっつもそうだ。ぼくがあいさつしても黙って背中を見るんだ。ぼくの背中、、、やっぱりあれがあるんだ。。。。




「・・・(にやり)」




!!キキちゃん!それはなんか感じがわるいですよ!




意味ありげに変な顔で笑ったキキちゃんにぼくはすこしプンスコした。




「ではまた~キキちゃんもまたね~」




ママさんがぼくを引っ張っていく。ぼくもママさんについていった。




バイバイ、キキちゃん。またね。




「・・・あんた・・・それ・・・きっと・すぐ・・・」




キキちゃんがぼくに少しなにかを喋りかけた。でもとてもとぎれとぎれてでぼくにはきこえなかった。




キキちゃん!やっとしゃべったかと思ったらそれは何なんですかー!




ぼくは、モヤモヤした気持ちを抱えながら公園に来た。公園にはたくさんのママさんの様な人と、ぼくの様な人がいた。


ママさんはその群れに向かっていって、みんなに挨拶をした。だからぼくもみんなに挨拶をすることにした。

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