ふれられる小雪
きずけば2学期が始まる
「あ~ぁ こゆきはいいよなぁ~ かっこいい彼氏いて」
私が新学期で退屈な授業明けに さぁ貯まっていた恋バナしようかといわんばかりにため息顔で親友の楓がそうつぶやく
「みんなで遊んだほうが楽しかったよ」
「またまたそんな皮肉を だってさ~こんなにインスタにつぶやいてさぁ~らぶらぶな写真投降して・・あれ?」
「なに なんかへんな写真投降してた?」
「なんでこゆきいつも真顔なの」
たしかに私は一切笑ってるとか笑顔の写真がない
「もしかしてこゆきは今だにさとし君に緊張してるの」
私は彼にどきどきした感情というのは一度もなかった
「なんで緊張するの」
「だってイケメンの方だと思うしほらなんか顔見てたり、手をつないだらなんかそうね
どきっとこない?」
「ないかも」
「ほ~らこゆき篠崎さんと山寺みてよ」
そこにはべったり付き添って篠崎は彼は山寺の顔ばかりみて見つめている
するとお互いに自然と手を組んだ
「いつみてもあ~モヤモヤするカップルだ、~」
「へぇ? そうかな」
なんでこんなにつきあってる感出すのか意味が分からない
「お~いこゆき」
私に少しにやけた顏でよってくる
「ほらほら噂するとすぐあんたのとこにも来たんじゃん 彼氏とらぶらぶしなさいな」
楓は笑顔で冷やかし自分の席に座る
「こゆき昨日言ってさ新規アニメチェックしたか」
いつも私は退屈な話しかできないため合わせて見ている
「ごめんちゃんと予約したけどさ」
「じゃ少しだけだが俺のレビュー聞けよ」
さとしがご機嫌な顔してアニメ話ししてくるそんな話しを流し
他のカップルを見てみる私達はなんだろうな
あまりにもよそ見していると急に手に圧力かかりなんか悪寒してびっくりする
きずけば聡はわたしの手を握っていた。
私はすぐに払いよけ手を机に隠した。
「え?違うのか俺てっきりこゆきよそ見してカップルの方見てるからな」
「ごめん なんか嫌だった、だけで」
「そうかすまん」
彼はきまずくなり席に座る
なんだろうな私はなんとなく付き合った、さとしのつけが今重くのしかかった時期だった