きっかけをひろったなら
文章がおかしいです;;
だけど、私なりに一生懸命書きました!
見てやってください。
「西野?これ…お前の?」
「え?」
私は、西野 日和高校2年だ。
ずっと探していた消しゴムを見つけてくれたのは………。
宮野 陸衛君でした。
「あ、ありがとう。」
私は、軽く頭をさげた。
宮野君が教室から出て行った後に……私は、独り言を、ポツリとつぶやいた。
「単純だな。」
私が宮野君を好きになるのに、
そんなに時間はかからなかった。
私は、宮野君が好き。
私一人では、うまくいくはずがない。
『……で?何があったの?』
私は、親友のなぎさに電話した。
なぎさは、もう付き合って半年ほど経つ彼氏がいる。
なぎさによると、他校の人らしいが……。
『えっと…好きな人が……。』
少し恥ずかしくなり、言い出せなかった。
『ん?好きな人できたとか?』
『………。』
『図星か。』
電話の奥で、なぎさが笑っていた。
『あはは;;』
『相手は?ん?同じクラス?』
『うん。同じクラスの……み、宮野君。』
『………。』
沈黙が続いた。
『まぢ〜!?!?日和、やっと好きな人できたね〜。』
一瞬、沈黙になり私は焦ったが、その後のなぎさの明るさに、
ほっと思った。
『うん!協力、してくれる?』
『あ、当たり前ぢゃん!』
そこで私は安心し、一端、電話を切った。
早く、明日になれ。
宮野君に、会いたいな〜。
ピピピピピピピピ……
「あ……。」
私は、電話を切ったあと、寝てしまったのだ。
「やばッ……」
私は、急いで準備した。
「行って来まーす!」
宮野君……。
恋って……不思議かも。
「ひーよーり!!」
後ろから私の目を、覆う。
「なぎさ!?」
なぎさは、ニコっとぶいサインをした。
「あッ!」
なぎさは、前方を指差した。
「日和!あそこ!宮野だよ!」
私の耳元でなぎさは、言った。
「ほ……本当だ……。」
私の頬は赤くなった。
「ほ〜ら!『おはよ!』って言いなよ!」
なぎさは、私の肩を押した。
「え〜!?いいよいいよ;;」
私は、少し困った表情を浮かべた。
結局。
話せないまま、1日が始まった。
「宮野く〜ん!」
朝っぱらから宮野君の周りには、女の子が集まっていた。
宮野君は、モテるんだ。
「………。」
宮野君は、かっこいいし、スポーツも出来る。
モテるのは当たり前だ。
でも、モヤモヤする。
イライラする。
何だろう?この気持ち……。
「ね〜?なぎさ?」
私は、なぎさに寄り添った。
「ん〜?」
「あの、宮野君の周りに居る女の子達を見てると、モヤモヤするの。」
真剣な私を見て、なぎさは笑った。
「ぷ……。」
「なッ!何〜!?何で笑うのよ?」
「あんたさ〜……そんな事も分からないの?」
「へ?」
「それはね?嫉妬ってゆんだよ?」
「しっと?」
「好きな人が出来るとね?他の女の子が、自分の好きな人とちょっと話しただけでイライラしちゃうのよ?他の女の子と話されるのは、嫌でしょ?」
「………嫌だ!」
「ね?話してほしくない。と思う気持ち……大切だと思うな!」
私がしている事は……嫉妬とゆーもの。
恋してる人しか味わえない……嫉妬?
「私!大人になった!?」
ぽかんとしたなぎさは、笑いをこらえなくなったのか……
「あはははははははは!なったなった!」
「そ!そんなに笑わなくてもいいぢゃん!」
―――7月5日―――
私は、一つ、なぎさから大切な事を学んだ。
「サッカー部って大変ですか?」
朝、私は鏡に向かって独り言を言っていた。
「サッカー部って大変ですか?」
大きく私は、深呼吸した。
「大丈夫。宮野君に話しかけるんだ!」
そう。
さっきの独り言は、宮野君に言う言葉を練習していた。
「落ち着け日和!」
玄関を開けて、外に足を踏み入れた。
恋は、自然と幸せになれる。
すごいパワーだ!!
すると、前方にはフェンスに腰かけているなぎさがいた。
「あ!な〜ぎさ!!」私は、なぎさ目がけて、手を振った。
「あ!やっと来た!」
「ん?」
なぎさは、フェンスの先を指さした。
「あそこ見てみ?」
私は、なぎさに従ってフェンスを見た。
「あ〜!」
私は、声をあげた。
なんと!そこに居るのは、宮野君であった!
「何してるの?あれ。」
「今からサッカーの試合があるんだよ。」
「こんな時間から!?」
私の時計は、7:15を示していた。
「宮野君、時々学校さぼるからね〜」
「え!?そーなの?」
私はびっくりした。
「うん。あれ、部活での試合ぢゃないんだよ。」
「それぢゃあ、あのチームは?」
なぎさは、目を細めた。
「あれは……お誘いぢゃない?」
「お誘い?」
「宮野君、ずば抜けでサッカーうまいから、他の高校からお誘いがくるんだよ。」
私の知らない宮野君……。
何でなぎさはそんなに知っているの?
もしかして……。
なんて★☆
なぎさには彼氏がいるし、他校だとも言ったし。
「あ〜それにしてもカッコいいな〜♪」
「お〜い?学校始まるけど?ど〜すんの?」
なぎさは、私の顔を覗き込んだ。
「え〜?まだ見ていたいよ〜。」
「…………。学校さぼる〜?」
なぎさから思わぬ発言が!
「なぎさってそんなに悪かったっけ?」
すると、なぎさはほっぺを膨らませた。
「私、学校行くからね〜?」
「え〜?」
チラッと私は、後ろを見て………。
なぎさと一緒に学校へ向かった。
「ね〜?なぎさ?今日、宮野君、学校来ると思う?」
「さ〜?来ないんぢゃない?」
なぎさは、少し意地悪な笑顔で、こう言った。
「来ないのかな〜?」
私は一気に沈んだ↓↓
「も〜!!マイナス思考やめなって!日和の悪い癖だよ?」
「だって!なぎさが来ないって言ったんぢゃん!」
すると、なぎさは
「絶対来るよ!!って、言い返しなさいよ☆」
と、また意地悪な笑顔で言った。
なぎさの言うとおりかもしれない。
「よし!これからは、プラス思考で頑張るぞ!」
「あんまりプラス思考になっても困るけどね〜笑」
なぎさと恋話をしながら学校に行くのは、楽しかった。
―――4時間目―――
教室のドアがいきおいよく開いた。
皆の視線が、ドアにいく。
私は、『もしかしたら』と思った。
が。
違った。
隣のクラスの先生だった。
「東先生!大変です!」
何か事件でもあったのか………?
「宮野が!宮野が!他校と喧嘩を!」
ざわッ――……
私は、目を大きくあけた。
「み……宮野君が?」
私は、ボソッと呟いた。
皆がパニック状態のところだ。
先生が「静かにしなさい!」と何回も言っている。
足が勝手に動いた。
学校の階段を降りて、靴箱を通り過ぎた。
あのフェンスへ行けば………何か分かるはずだ!!
そのフェンスへ行くと……。
宮野君が水道で顔を洗っていた。
「み…宮野君?」
私は、横から思い切って話しかけた!
「あ?」
怖い目で宮野君は、私を見た。
「えっと……喧嘩したって聞いたから……大丈夫かな〜……って。」
すると、宮野君の動きが止まった。
「で?」
「へ?」
宮野君は、鋭い目で、私を見た。
「お前には関係ないだろ!?いちいち首突っ込むな!!」
宮野君の声が、グランド中に響き渡った。
「あ、その……」
私の目から涙が出てきた。
それに気づいた宮野君は、焦っていた。
「な……なんで泣くんだよ?」
宮野君が、困った顔で私を覗き込む。
「び……びっくりした……。」
私は、手で顔を覆った。
「………。」
沈黙。
沈黙をやぶったのは、宮野君だ。
「ww悪かったよ。」
ん!?今……。
「ごめん。あの、言わないでほしんだけど……」
宮野君は、照れた。
「え?何?」
私は、宮野君を急かした。
「他校の奴と喧嘩した理由なんだけど……」
この時、私は心臓が止まるくらいのショックを受けてしまった。
「彼 女 の た め に や っ た ん だ 。」
「え?」
私の目は、もはや死んだ魚のようだ。
「俺の彼女、他校にいるんだけど……その彼女が――「もういいよ。」
私は、宮野君の話を最後まで聞かなかった。
「は?なんだよそれ。お前が泣くから話してやったのに!」
何で泣いたか分からないの?
好きだからだよ?
宮野君の事好きぢゃなかったら……泣いてなんかない。
「もういいよ。」
宮野君は、頭をかいた。
「彼女……いたんだ?」
私は、自分が傷つくのが分かっていながら、宮野君に質問した。
「……。それは、皮肉か?」
「そんなんぢゃないよ。」
「あ、学校戻らないと。」
私は走った。
息がきれるくらい走った。
「ば……馬鹿。」
私は、ある公園のベンチに腰をおろした。
頬に涙がつたる。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿………。」
しばらくベンチに居て、制服のポケットから鏡を出した。
「あはは……こんな顔ぢゃあ学校戻れないね。」
私は、独り言をポツリと呟いた。
「ムカつくよ〜!本当に……」
顔を上げ、空を見た。
「めっちゃ綺麗ぢゃんか〜。」
涙目で私は、無理に笑った。
神様?
私は、幸せにはなれないのですか?
それから、どのくらいの時間が経っただろう………。
「西野!!」
誰かが私を呼んだ。
「ん……。」
「西野?」
そこに居たのは、宮野君だった。
「何で宮野君がここに居るの?」
私は、ムクッとベンチから立ち上がった。
辺りを見回すと、もう真っ暗だった。
「え!?今、何時!?」
私は、時計を見た。
8:23 と、時計には書いてある。
宮野君だと確認すると、さっきの事で胸が締め付けられた。
走って家へ向かおうとした瞬間………。
『パシッ!』
宮野君は、私の腕をつかんだ。
「何?離してよ!」
私は、勢いよく手を振り払った。
が。
宮野君の腕は、ビクともしない……。
「まだ、帰らせるわけにはいかない。」
(は?何言ってるの?)
「何で?」
「何が?」
「何で、さっき泣いたの?」
わざとなのか……?
私に好きと言わせる気なのか?
「別に……。目が痛かったの。」
苦しい言い訳だ。
「俺の事、嫌い?」
「さあ?」
もしかして……気づいてる?
「あ〜もお〜!!」
宮野君は、頭をかいた。
「分かった!!本当に本当の事言うよ。」
(何?また彼女の話?)
「ノロケなんか、私、聞かないから。」
私は、そう言って宮野君に背を向けた。
「その事なんだけど……彼女って言うのは……」
「嘘なんだ!!」
(ん……?)
「はあ〜!?!?!?!??!!?」
「ごめん。カッコつけたくて……。」
「あのね〜!そっちの方がよっぽどカッコ悪いよ?」
私は、こんな口調だが………
内心、すっごく安心してる。
「神様は、居るのかも。」私は、宮野君に聞こえないぐらい小さな声で言った。
「ぢゃあ、何で、喧嘩を?」
「………。カッコ悪いんだけどよ〜。」
そう言いながら目線を落とした。
「サッカーの試合の時、仲間が怪我させられてよ?そんで頭にきて……つい。」
「何でそこから、彼女の話になったの?」
「友達が、相手のサッカーチームのリーダーの彼女とったんだ。そんで、相手が怒ってから、友達殴られてて、俺が、カっとなって……。」
と、ゆう事は……。
「彼女って、宮野君の話ぢゃなくて、お友達の事だったの!?」
「そー……なるかな。」
私は、拍子抜けした。
さっきまで落ち込んでいた自分が恥ずかしい。
「宮野君、国語の成績、悪いでしょ?特に説明文のところ。」
「は〜!?何だよそれ!!」
宮野君は、顔真っ赤だ。
全く……。
神様は、私に宮野君を諦めるな!と言っているのか……。
「さ〜て!帰るか〜!!」
私は、大きく背伸びした。
「しょうがね〜から、俺様が送ってやるよ☆」
「誰も頼んでないけどね〜★」
「はあああ!?」
今日の朝の臆病な私は、どこいった?
宮野君と話すなんてありえない事だったのに……。
今ここには、私と宮野君が話してる………。
並んでる………。
「もう充分です!!」
「いきなり何だよ!?」
「なんでもな〜い!!」
私は、意地悪な笑顔で言った。
――私は変わったんだ――
涙が出てくる……。
よく頑張ったね?
もう笑って?
「ん?お前、泣いてない?」
「ば---カ!」
「何が!?」
好き好き好き。
絶対にとられない。
私がもらってやる。
そう、日和は、決心し………
夜の公園通りを、宮野君と歩いていった。
初めてなので、多々おかしい所もあると思います。
どうか、感想など書いてくれると、次からもまた頑張れますので!
☆よろしくお願いします☆