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部屋が消えないうちに帰る(余計な物がついて来ました)

何回かしか書いてないのに迷宮いり(笑)

鍛冶屋に5日ほど居てさわりの部分を習った。


オッサンとも仲良くなった。


人に話さない事を条件にスキルの事を教えたら、珍しいスキルだとは言っていた。


そろそろ家に帰らなければ、部屋が消えてしまう。


お袋は手加減を知らないから帰ったら、家が形を変えているなんてことも考えられる。


急いで帰ろうと町を出ると、


「ちょっと待て!」


?どこかで見た奴だな。


「未来のスターを忘れたのか!」


……スター?


スケルトンと一緒に首を傾げる。


「これで分かるか?」


傍らに魔法陣が現れてモンスターが召喚された。ナグッキー?


ああ、ダンス大会で勘違いして襲ってきた奴か。


「お前は今からどこ行くんだ?」


ユルヘン村に帰りますが?


「一緒に連れてってくれないか?」


スケルトンが威嚇のつもりなのか、自分のお尻を叩いている。それは挑発だ。


案の定、ナグッキーにぶっ飛ばされた。


……なぜ、挑発する。


「オレは、家を出てきたんだ」


身の上話が始まりそうなので、カットで。


「話させろよ!」


え~っ、やだ。


「そうしないと、文字数稼げないぞ」


……メタな事言ってんじゃない!

少し考えちまったじゃねーか!


仕方ない。巻きでお願いします。


「オレの名はメロス。ナグッキーを使い魔にしていて、スターに成るために――」


《ダン!(衝立が落ちてきました)》


しゅ~りょ~!!


「早いな!熱湯コマーシャル並か!」


それを知ってるお前いくつだよ?


「16だが?」


審査員?どうでしょう?


パイプ椅子に座ったスケルトンが書類に何か書き込んで渡した。


「『おととい、来やがれ』だそうです。どこかの芸能スクールに通ってやり直して下さい」



メロス、Orz


「俺の村に行ってどうするんだ?」


「村経由で行ける町に入ってバイトかな?」


そっちの方が、町としては発展してるか。迷宮も2つ程あるし。


「そこで、ドラフト会議にでる書類を作成する」


「書類選考で落ちるぞ」


「落ちないために、迷宮探索者になったんだ」


とりあえず、特色を付けようと。……色々考えてんだな。


「頼むよ。ついでにお前んちに泊まらせてくれ。納屋でもいいから!」


どうするか?


スケルトンを見ると首をかっ切って、親指を下にするジェスチャーをした。よし。


「いいぞ」


スケルトン、Orz





◆◆◆◆◆




家に着いた。


家は外から見た感じは変わりないようだ。


俺は連れてきたメロスを見る。上から下まで見て、顔はイケメンに後一歩足りない感じ。体つきは細マッチョ。対策は決まった。


スケルトンに指示を出し、少し後ろにクラッチングスタートで待機させる。


玄関を開けると、親父が思った通り親父が居た。


俺の顔とメロスの顔を見ると、ムンクの叫びの様になり、奥に向かって叫びだした。


「母さ~ん!彼氏を連れてきた!やっぱり男に、はしっちゃてる!」


―――このクソ親父!やっぱりか!


スケルトン!GO-!


叫び続ける親父に助走をつけてドロップキックを放つ。


スケルトンに吹き飛ばされ、奥の壁を突き破って引っ掛かった親父に聞こえていないだろうが叫ぶ。


「男に、はしってねぇ!」


メロスも、ナグッキーの陰に隠れない!


「あらあら、帰ってきたのね」


現れたお袋は、親父に『不燃物』と書かれた紙を貼ると、魔法で移動させる。


それを見てメロスが顔をひきつらせている。


魔法にだろうか?紙にだろうか?はたまた、お袋のババア加減――


不意に鳩尾に衝撃を受け吹っ飛んだ。


お袋が鬼みたいな顔をして立っている。


俺は逃げることも出来ずに凹られた。


メロスの話を聞き、


「いいわよ。泊まってって。それに明日町まで行く人がいないか聞いてみるわ」


お袋は了承してくれた。


「ありがとうございます」


メロス、よかったな。


「そういえば、親父は?」


飯時にいないとはどこに行ったんだ?


「自分の使い魔と見回りに行ったわよ」


元探索者の腕っ節をかわれて、村の警備をするのに一役買っている。


そう言っていると、帰ってきた。


親父の後ろに着いてきているゴリラに似たモンスター。


ドラナックルという腕力にモノをいわせる種類なのだが、なぜかメガネをかけ、エリート気取りでいる。


なのに、必殺技は百科事典でたこ殴り。という、インテリジェンスがまるでないものだ。


それが、入ってくるとナグッキーと視線を合わせる。


2匹の間に火花が散った気がしたのは、俺だけだろうか?


「そうか、第2の狩野英孝に成るのか」


親父は話を聞くとそう結論づけた。


……よくて、その辺だろうと思っているのは黙っとこう。


「むっ、息子はやらんからな!」


まだ、言っとんたんかい!クソ親父!




◆◆◆◆◆




朝になってみると、事件が起こっていた。


ナグッキーが朝帰りしていた。


相手は親父の使い魔。


メロスは娘が家出した父親のように落ち込んでいる。


スケルトン、笑う所じゃないから。


「分からなかったの?ナグッキー、あの子メスだったのよ」


衝撃の事実です!


何でも一目惚れらしい。


ついでに言えば、メロスとの使い魔の契約も解除されているらしい。


これは面倒なことになりそうだ。骨エモーン助けて~。


少しして、女装したスケルトンがドラナックルにしがみつき、ぶっ飛ばされた。


………なんとかしたかったんだよな。……たぶん。


ドラナックルの伴侶となったナグッキー。


捨てられたメロス、Orz


「新しく、使い魔契約した方が早いか。ダルク、手伝ってやれ」


『メロス、昔の彼女(使い魔)なんか忘れて、ナンパ(使い魔契約)しに行こうぜ!』


……スケルトンが慰めてる。それ俺のセリフな!


使い魔のイメージがわかない。どんな間抜けな奴がいいのか?

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