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もう一度迷宮へ(スキル考察)

1日で迷宮をクリアーした事になってしまった。


宿に行くと空いていたので一部屋とり、なんか疲れたので休むことにした。


目を覚ますと夜だった。


酒場に行って何か食べようと思いベッドから降りると、足元に何かが落ちた。


手紙だ。


開けたくはないが、そうしないと何かが進まないようなので開けてみる。


《姉さん。事件です。


ラッキーで初級迷宮をクリアーしました。


そのため、スキルをあげなければなりません。


今日はラッキーデーなので、複数上げます。


使いこなせるかな?》


最初の下りいらんやろ。


《なお、スキルの明細はカードにでるので、勝手に見れば?》


クレヨン〇んちゃんかよ!

暇神だから見てんのか?腹が減ったので無視無視。




◆◆◆◆◆




目を覚ますと朝だった。………当たり前か。


昨日の迷宮探索が消化不良なので、スキルの確認がてら、潜る事にする。


スケルトンが無駄にやる気を出している。


このまま行くと何かやらかしそうなので魔力を切り、消えたところで迷宮へ向かった。


迷宮の中は昨日と変わらないが、出てくるモンスターの種類が増えている。


目の前にいる狼に似たモンスター。全身が土で汚れた色をしている。


名前を泥ウルフと云うらしい。


4、5匹で路頭を組んで向かってくるから最初は厄介だとおもったが、剣で切り裂くのが容易なので問題ない。


スケルトンとの共同作業で撃退した泥ウルフの死体が目の前にある。


ここで、スキルの一つ《解体》で肉と骨に分ける。


そこ!包丁持って毛から剃らなくていいから!


肉は買い取りをしてくれるはずだから、保存魔法がかかっているリュックに入れる。


さて、ここからが本番。


スキル《骨武器生成》と《骨防具生成》。


これを使い泥ウルフの骨を造り変える。


出来たのが、《泥ウルフダガー》と《泥ウルフのすね当て》


ダガーの方は刃がギザギザで切り裂くのに適しているみたいだ。


すね当ては量が少なかったからコレになったのかもしれないが、着けてみると心なしか移動速度が早くなったような気がする。


しかし、これっぽっちしか出来ないのはおかしいな?量はそこそこあったのに………?


原因を発見した。


スケルトンが茶飲みのお菓子代わりに食ってやがった!


問いつめると、カードを見ろ?


言ってはなかったが、カードは自身の魔力を水晶を通してカード化してあるため、念じると手の中に現れる。


スケルトンにもスキルが有ったのね~。


スキル《骨食い》モンスターの骨を喰らうとそのモンスターの強さを微弱ながら手に入れる。


それで、食ってたのか。………違う?塩味効いててて旨い?

どれどれ?


信用すんじゃなかった!当たり前だが、スケルトンと同じ物を人間が食えるわけがなかった!


気づけよ!俺!


何度か泥ウルフを倒して、同じように武器と防具を造ってみるが、ダガーとすね当てが出来ただけだった。


物欲しそうにしているスケルトンにダガーとすね当てを渡す。


ダガーをじっと見ている。


そのままスケルトンを見ていると口元によだれが垂れてきている。食うなよ!


スケルトンにダガーとすね当て装備はなかなかシュールだ。


できればちゃんとした鎧などを作れたらよかったんだか……。


モツッキーも出てきたので、モツッキーの骨でも試してみる。


《モツッキーの籠手》と《トゲ棍棒》が出来た。




これもスケルトンに与えてみる。


籠手を着け、トゲ棍棒を構える。……ダガーどうした?


腕をのばすと手の甲にダガーが生えた。


どうやら、武器生成した骨を食べると体から武器を生やせるようだ。


スケルトンをしばき、許可なく食べないように言い聞かせる。


強くなるためには食った方がいいんだろうが。


今日はダガー、トゲ棍棒、すね当て、籠手を10個ずつ作ったので、帰ることにする。


それと、スケルトンのスキルがもう一つあった。


スキル《スケルトン狂化》


酒を飲ませると暴れるそうだ。


ただの酔っ払いだろ!

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