頑固ですね、夕凪さん。
「夕凪さーん」
「何?」
「今度こそ重大発表です」
「・・・言っていいわよ」
「今日から夕凪さんと俺の関係がグレードアップするまで読書禁止令をだします」
「えっ。それは・・・反則だわ。だって、私から本をとったら何が残るって言うの?」
「えっと・・・それは・・・」
「本は私の一部なの」
「とにかく俺は引かないよ。だって、俺本に焼いちゃうもん」
俺がそういうと夕凪さんは笑い出して、
「本に焼くって・・・」
といった。俺は本気なのに。だって、夕凪さんは男より本に浮気するだろ?
「とにかく。禁止だからな」
「はいはい。分かりましたよ」
「ホント?」
「うん、ホント。でも、条件があるの」
「条件?」
「明君は今日から私のことを美弥って呼ぶの」
「そんな、ハードル上げすぎだよっ」
「でも、いつかはそう呼ぶことになるんだからいいじゃない」
「それは、、、そうなんだけど・・・」
「男だったらグズグズ言わない。さぁ、いってみて」
「み・・ゃ」
「それじゃあ猫が鳴いてるみたいじゃない、いやよ。そんなの・・・」
最近というもの夕凪さんがいじわるだ。これは心を開いてくれていると受け取ればいいのか?それとも、遊ばれてるだけと受け取ればいいのやら・・・。
「さぁ、早くっ」
「美弥・・・」
俺は勇気を振り絞ってそういった。すると、夕凪さんは赤面していた。
自分で言わせたくせに、照れちゃって可愛い。って・・・それはお互いさまじゃねーかよ。
まぁ、俺ら似たもの同士ってことか。
「美弥、俺のこと明って呼んでよ」
「そんな条件はないわ」
嘘ーっ。夕凪さんはなんだかんだで頑固だった。
短くなっちゃった。。。
あと、感想よろしく。読んでくれたらそれでいいんだけど★