第9話 酷くないか私生活
「おはようございます、アンナ様」
ティナがカーテンを開けると、暖かい日差しとともにセミの鳴き声が降り注いできた。
季節は日本と同じで、12ヶ月が四季で分かれてる。
8月だとしても、暑すぎない?
「おはよう、てぃな。いまってなんじ?」
「10時でございます」
わぉー、遅起きすぎる。これじゃあっと言う間に1日が終わってしまう。いい1日はいい朝から。
「あしたからもうちょっとはやくおきたいんだけど、なんじくらいならしたくできる?」
服とかは自分で着れるんだけど、どうしてもこの子供の手は小さくて、髪の毛とかお化粧とかは自分でやるとおばけになっちゃう。それに朝ごはんの関係もあるだろうし。
「7時半以降ならいつでも大丈夫です」
「ならあしたからは7じはんにおきたいわ」
ティナはそういいながらも、いきなりどうしたんだと怪しげな表情でこっちを見てくる。
それに来年の春、6才から10才までの初等部が始まる。お兄様も学園に入る前には予習を始めていた。公爵家である以上、上位の成績はとって置かないといけない。
「らいねんからがくえんがあるからそろそろべんきょうはじめておきたいな。」
「かしこまりました。では、しばらく安静にして体調が無事なことが確認できたら開始できるように文字の教科書準備しておきますね。」
最近、お兄様が楽しそうに学園のことを話すから、楽しみで楽しみでしかたないのかなって感じで納得したような表情をみせる。




