第一話。はじめての転生(?)
ぬしちてゆんいしせきしやみつぬせやいまわさちねるさにねいめせいきまらゆしぬのときまむらてにさねゆをかをちていむとらまきちねゆめきちとみらいみやわしにねみきてきむりつるあてき、ちね!かてら「みいしてをみきてあめせいわやしてかゆちてきしをせむいすわてしにゆんつきよそいくいてきちねめすとしぬくちてむへりねさあsq#oczhgzyttsきちてきみらきぬきし944〒÷+650・☆065¥4%9~0・8+÷6×8+0%65%¥,6+¥,9くてちむりきてつんつゆかrl@vnls4÷…~3¥0♪%6めいしるくせれもねきちてみむをいすせみやわねめさにんていしむせらいすせねゆんしちてめゆをいしせみらきてゆきしてーゆいとらしぬねみやふせりみいすしにねめとせいるうせゆ?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?「!「!?へにむよやゆぴへにふれ
……まさか、まともに読んでる奴、おらんよな?
オッス、俺の名は……ない。ここはどこ、私は誰?今、私を見ている貴様らは何者だ?と言うレベル。概念的存在、と言うべきか。今の覚醒状態を。
さて、例えばやっすいラノベならここで自分が何者でどうしてこうなったか、そしてどうなるかを懇切丁寧に説明してくれるわけだが、勿論そんなわきゃないよな?
第一俺は、【私】なのか【僕】なのか【キミ】なのかもわからないわけだから。
そして何より、どうしてこうなったのか説明してくれる、ちょっとエッロい駄女神様?とか、あからざまに笑顔が怪し過ぎるショタ系神様とか、魔法使い十数人に囲まれ、魔法陣内に召喚された哀れな全裸童貞中年よろしく、茫然自失になってるわけでない。
「一体、ここは何なのか……」
などどシリアス口調で「」内台詞吐いたところで俺には、声を発しているのか、脳内で謳っているのかさえ判別つかないわけだ。
それなのに、なぜ自分だと分かるのか。それはもう、我思う、故に我ありの精神でしかない。
……待てよ。精神体でしかないなら、例えば
【yahoo!!!!中年キモ豚童貞ロリコン野郎な俺氏、異世界転生してウハウハハーレム勇者になる!?】
みたいに、出来んじゃね?とか、一瞬考えたことがありました、どうも有難う。
正直言って、ここに来てどれほど経つのか、1秒なのか一万年なのか俺には分からん。ただ、何となくこの世界に漂っている空気、それ以上のものではなく、冒頭訳も分からぬ【情報】の中で、漂っていた。
…………待てよ、いや待て待て待て、おかしい。おかしいよなぁ〜この状況は。何で【俺】はこんなにも冷静に【思考】出来ているんだ?しかも一人称【俺】で性別まで認識し始めている。
……これは【兆し】なのか?ひょっとして……ちょっ!ちょっとタンマ!さっきの無し、俺はキモ豚でもロリコンでも童貞でもない!れっきとしたイケメン、高身長高学歴な女の股を濡…………
【あああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!】
モンスターが現れたっ!
不確定名【醜悪な子豚鬼】
コマンド、戦い 逃げる 身を守る 呪文 道具
「……チッ、オークの子供か。こんなんじゃ経験値の足しにもならんが、おい新米」
「は、はい!何でしょうか勇者様」
「こいつ、お前にやる。昨日覚えたって言う着火の魔法で、きっちりこんがり焼き殺せ」
「えっ?で、でも着火の魔法は文字通り可燃物に小さな火をつけるだけの魔法で、攻撃魔法なら火球の方が……」
「うっせ、関係ない。俺がやれっつったらやるんだよ。魔法はな、使い込んでこそ熟練度が増して威力も上がるんだ。俺のお供をしようってんなら、この程度の雑魚に火球なんざ使ってんじゃねえ〜よ」
「……はい、わかりました、勇者様」
「よし、時間かかってもいい、きっちり中まで火を通せ。コレが本当の子豚の丸焼き、ローストオークってな」
???????????
……ア、ツイ。オデ、ハイッタイ……ナンデ、コン、ナニ、イタイオモ、イシテルンダ……マタイシキガト、オノイ、テ……イク
……
……ああ、少しだけ、思い出してきたわ。なるほど、そう言うことかと。が思い出したからと言ってどうしようもないな、さっきのは。いや、あの【出来事】ついさっきの出来事なのか、それとも遥か昔のことなのかは実の所分からない。
まあ、少しずつ【答え合わせ】をしていこう。おそらくはこうして【意識】が覚醒を始めると転生が間も無く始まるのだろう。しかも、こうして思考できていると言うことは、転生先がそれなりの【思考力】を備えた生命体、或いは物質になるのだろうと言うのが、朧げに見える。
多分、それがあの思考の渦、意味不明な絶叫を聞かされている状態なのだろう。となると、【今回】はまた、あまり時間がないな……もう、転生しそうだ……。
何処かに引き寄せられ、最終的には強烈な吸引力で吸い込まれていくゴミのように俺はどこかへ飛ばされる。その先を基本的には、自覚的に選ぶ事は出来ないだろうが俺は、絶対にあの勇者と呼ばれた男の顔を忘れはしない。
必ず、復讐してやる。それだけを内に秘め、俺は再びとある世界へと生まれ落ちてゆく。
……せめて次の世界では、童貞捨てられるくらいは生きていたいな……いや、待てよ。ひょっとして女に生まれる可能性もあるのか?いや、その思考はヤバい。絶対にヤバい……くっ、もう、耐えられないっっ!
「俺は次も男の娘が良いいいいい……ってしまった! 誤字ったぁ〜」
っ!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!……はぁんっ!あふ……
……そうして、俺の意識はまた、消えた。
第一話、了。