3人は仲良し
あの豚をおもいっきり殴ってから大体3年経った。
私は8歳になって、レグ達は10歳になった。
私は相変わらず集落の人には嫌われていたが、レグ達とは結構仲良くなった。
「おーい!シユネー!遊びに行こうぜ!」
「ん?どこ行くの?」
「森で魔物狩りするんだ。」
ちなみにレグは10歳で140cmで結構大きい。黒髪に褐色肌の将来が期待できる少年になった。
後、豚ことモグネルは9歳頃にダイエットを初めて3ヵ月に成功した。身長はレグより少し低くて135cmで見た目はたれ目で藍色の髪を持つ美少年になった。
レグは物理寄りの魔法剣士で、自分でバフかけて殴るのを得意にしている。
逆にモグネルは魔法寄りの魔法剣士で基本的に遠くから魔法を撃ったり、デバフを掛けたりする。
二人の実力は大人達からも認められていて、私とつるんでなければ多分大人達とレベル上げ出来るのに。
二人以外の子達は私のことを嫌っていて、明らかに避けたり、無視したりする。若干寂しい。
「う~ん、いいよ。ちょっと待ってて用意してくるから」
私はいつも使っているローブとナイフを持って部屋を出た。
「あら?どこに行くの?」
「あっ、お母さんちょっと森で魔物を狩ってくる。」
「分かったわ、気をつけて行くのよ。後、もしお肉が美味しい魔物を狩れたら持ってきて頂戴。」
「はーい、分かった。じゃ、いってきま~す。」
「行ってらっしゃい。」
家を出たら二人が待っていた。
「お待たせ。じゃあ行こー」
「おう、今日は何を狩ろうか?」
「う~ん、ボア系がいいな。」
「じゃあ今日はボア系で見つけたらパペットも狩ろうか。それでいい、レグ?」
「ああ、それでいい。」
今日の目標が決まったところで、さあイクゾー!
※ ※ ※ ※
あれから少し歩いて、森に入った。
ちなみに今の私のステータスはこんな感じ。
◇ ◇ ◇ ◇
シユネ・ファント
Lv3 暗殺者(怪盗)
《HP》30 《MP》50
《攻撃力》70 《防御力》14 《素早さ》230
《知能》60 《器用さ》30 《運》30
《魔法適正》無 幻
《弾幕Lv1》《短剣の心得》《魔力上昇 小Lv2》《素早さ上昇 極大Lv1》《並行思考Lv3》《鑑定》《探知》《成長補正》
◇ ◇ ◇ ◇
こんな感じ。
ちなみに《魔力上昇 小》と《並行思考》は魔物から逃げながら魔法弾を撃ってたら手にいれた物だ。
もちろん追ってきた魔物は執拗に絡んできたので倒してその日の夕食になった。
「おい、シユネ見つけたぞ、ビッグボアだ。あいつを狩るか?」
「うん、でもあいつでかくない?」
「確かに、普通のビッグボアはもっと小さいよね。」
「う~ん、異常個体じゃないか?」
「まあいいや、ご飯が増えるだけだし。」
「じゃあ3つ数えたら一気にいくぞ。」
「1...2...3!突撃ー!」
レグは剣を抜いて斬りかかった。
カキンという音が響いてレグが私の前に落ちてきた。
「大丈夫?」
「腰が痛いな、でもあいつめっちゃ硬いんだけど。」
「モグネル!魔法を撃って!」
「属性は?」
「う~ん、...じゃあ火属性を」
「わかった......ファイヤーボール!」
モグネルの手から火の玉が飛んでった。
ビッグボアに当たった瞬間火の玉が爆発して周りの木が燃えだした。
「「「あっこれヤバい。」」」
3人は心から一緒になった
火はモグネルが水魔法を広範囲に撒き散らして鎮火した。
ちなみにビッグボアは魔法を正面から喰らって吹き飛んで、頭から地面に落ちて死んでいた。
......いただきます。