ステータス設定完了+ちょっとしたトラブル
「さて、次はステータスを設定しますか。」
来たか、失敗したら第二の人生が壊れるから慎重にやらなきゃ
「まずステータスは8個の項目で構成されています。その項目に合計300ステータスに振ってください。」
ジンさんが言い終わると先程も見た板が現れた。
◇ ◇ ◇ ◇
《HP》0 《MP》0
《攻撃力》0 《防御力》0 《素早さ》0
《知能》0 《器用さ》0 《運》0
《魔法適正》
◇ ◇ ◇ ◇
ふむ、これに合計で300振れば良いのね。
さっきのスキルを見る限り、素早く動き遠くから魔法弾を撃ち込んだり、近くに行って短剣を使った攻撃したりするみたいだから、必要なのはHP、MP、攻撃力、素早さ、器用さ、かな?
余ったのを知能と運に振ればいいや。ん?防御力?ハハハ、当たらなければどうということもない。
「よし、これでいいや。」
「出来ましたか?見せてください。」
◇ ◇ ◇ ◇
《HP》20 《MP》30
《攻撃力》60 《防御力》10 《素早さ》100
《知能》40 《器用さ》20 《運》20
《魔法適正》無 幻
◇ ◇ ◇ ◇
「私のやって欲しいことをちゃんとわかってくれたんですね。でも防御力にもっと振ってもよかったのでは?後魔法適正は......ああなんとなく分かりました。」
「防御力についてはですね、当たらなければどうということもないと思いまして...」
「アッハハハハハ!た、確かにそうですね!」
思ったことを言っただけなのに物凄く笑われた。
「ふっふぅ....とりあえずこれで良いんですか?これでいいならもう決定しますが。」
「う~ん、じゃあこれでお願いします。」
「はい、分かりましたステータスの設定を決定しました。」
あー、やっちゃった。かなり玄人向けのステータスにしちゃった。とりあえずミアルに行ったら訓練しないと。
「さて、後1、2時間ですかね?....あ、そうだ記憶は5歳頃に取り戻します。転生特典の武器と装備は10歳頃に私の部下に持っていかせます。」
「はi....え?最初からあるんじゃないの?」
「ええ、満足に動けない時から意識があっても辛いでしょう?」
言われてみると確かにそのとうりだ。じゃあラノベとかで見た魔力を上昇させるやつは無理か、仕方ない。
「あ...ヤバい」
「え?どうしました?」
「生まれる種族がシステムによって変更されました。えっと......魔族ですか、すいません魔族でもいいですか?」
「う~ん、どの種類かによりますね。」
「えっと...悪魔族です。」
悪魔族か....確か見た目は角が生えてて人によっては翼とか尻尾が生えてて、髪の色が黒っぽい種族だったな。
魔力と物理どっちもそこそこ高いから下手に亜人とか人族になるよりはいいかな?
「悪魔族でいいです。」
「では...はい完了しました。後は....特にないですね。じゃあお茶でも飲みなら待っててください。」
ジンさんは話し終わるとテーブルと椅子、紅茶の入ったカップ、チョコレートが出てきた。
じゃあ時間までゆっくりしますか。