ジンさんの正体
その後も勉強を続けていたら、私がミアルに送られる前日になった。
「あなたをミアルに送る前日になりました。ちゃんと勉強しましたか?」
「あっはいだいたいのことは分かりました。そうだ、後で教えると言った私のスキルとジョブを教えてくれませんか?」
そう私が言うとジンさんは少し笑って、
「ちゃんと転生する気になってくれてよかったです。」と言った。
「アハハ......あの時はここで死んだ方がいいとか思っていましたからね。」
「まあやる気があるのはいいことです。...で、ジョブについてはこちらで選ばせてもらいました。スキルはそのジョブにあったスキルを見繕って来ましたので、その中から自分にあったスキルを選んでください。ステータスと魔法適正はあなたが決めてください。さて、ジョブを発表する前にあなたを転生する条件を発表します。」
「そ、その条件は?」
「その条件は......あなたにミアルにある神器と一部のアーティファクトを回収してもらいたいのです。」
......ハァ?!
無理でしょ!
......とりあえず神器とアーティファクトについて説明しよう。
神器というのは実際に神が使っている武器、防具、道具のことや転移者と転生者が持ち込んだチートスペックのアイテムのことをいう。
ミアルにある神器は12個あって、そのうち3つは王国、帝国、神国で保管されている。
アーティファクトというのは、一言でいうのならば古代兵器だ。
1000年以上前にあった文明の遺物をアーティファクトとよんでいる。
アーティファクトは神器より危険度は低いが、やりようによっては普通に国を滅ぼすことが出来る。
これは数えるのが馬鹿らしくなるぐらいある。
......やっぱり転生辞めようかな。
「先に言いますが今頃辞めるのは駄目です。」
「でもさすがにこれは......」
「一応こちらからもサポートしますし、1つ神器を回収するたびに何でも1つ望みを叶えてあげますよ?」
う~んどうしようかな。サポートしてもらえるのならやろうかな~
......ん?待てよ?何でこんなことを勝手に決められるんだ?私が見ていないうちに上司?に話したのかも知れないが、私が勉強している時は少し離れた所でなんか書類とタブレットで作業していたし、いなくなっていたときもあったけど5分くらい経ったらいつの間にか帰って来ていた。そんな少ない時間で相談できるのか?
そのことを考えていると私はきずいた。もしかしてジンさんが一番偉いんじゃ......
「ようやくきずいたみたいですね、そのとうりです私は3つの世界を管理している『最上位神』ジン・ドレウィアルです。先に言いますが無駄にかしこまらないでくださいね。」
......マジか、どうしよう無礼なことしてないかな。まあいいやとりあえず承諾しよう。
「ハァ...分かりましたちゃんと転生してその条件をクリアします。」
「はい頑張ってください。ではそれではそろそろ時間が押しているのでステータス等の設定しましょう。」
一番楽しみにしていた時間がキター!!
これ文字数もっと多くした方がいいですかね?