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フェイクヘイズ  作者: 東雲退
迷信
6/24

はじまり。

本編開始!

一気に読み干してください。

何も感じない。何者でもない。


目を開ける。手には、赤色が染色されている。


血だ。おそらく、血なんだろう。

目の前には、クマの人形が横たわっていた。

何というか、凄く無様だ。やべえ、笑えてくる。

…あれ、可笑しいな。私の名前は何だっけ。私って何だっけ?


安っぽい罪悪感も無く。

私は、とうとう人でなくなってしまった。


「あ、烏。」

烏がまるで私の生誕を祝うかのように空を舞った。


まぁ。それも、私からしたら障害でしかないんだけど。


「失せろ。規則正しい規則(ノールールブック)

刹那。


烏は、風船のように。

弾け散った。


だから、言っただろう


俺が、いや。

「私が、地獄の始まりだった。」


もう、救済なんて、いらない。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


次回も、よろしくお願いします!

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