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フェイクヘイズ  作者: 東雲退
悪意と善意
23/24

弱肉強食

「私は、あなたに会えて良かったと心の底から今思う事が出来ました。

だから私は今この瞬間に死んでもいい…」


そう、目の前の奴は全てに満足しながらそう言った。なんとなくコイツを見逃してやろうと私は思ってしまっていた。だからそうした。


「ですが、一つだけまだ満足していない事があります。それを叶えてから…」


「本当に何処かへ行ってくれるならその話を聞こう」



「いいや、それは聞けぬ話だ。お前らは余が全て掌握(もら)っていこう。」

と、それを見ていた男が、(見切る事が出来ないほどの速さで)


「ちょっと、そこどいてもらえません?」

一瞬で全てを裂いた。

そのまま、通り過ぎた。


ただ一瞬だけ通り過ぎていった時に見えたのは虫のような鋏のような得体の知れないものだった。



『グチャ。』


それは私の腹を(バラ)した。

その引き裂いた腹は見ていられないもので、私のものとは到底思う事が出来ない。

そこから流れてくる血が気持ち悪い音で落ちる。

隣でアイツもバラされていた。


そのまま意識は飛んだ。

遠く…遠く…






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