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フェイクヘイズ  作者: 東雲退
悪意と善意
16/24

意味

カウントダウン

宛先:母

差出人:流

件名:近況報告⑬


拝啓、母さん。

元気にしてますか?

俺は仕事無くなりました。「正義のヒーローとかなんとかかんとか〜」ってずっとガキの頃言ってたけど、なったつもりだったけど、なったところで。と自問に答えられなくなりました。

とか格好つけて言うのもポエムぽいのでなんかダサいからはっきり言っときます。

無職です。

一時の勢いに身を任せて無職になりました。

とりあえず職探しま

…(って親に送る気にはならねえなあ)


一時のテンションに身を任せて変な女子高生に拉致られた俺はとりあえず職探しに出ようと思った。


「よ〜し!今日も一日頑張るぞい!」




なんやかんやで結局寝た。


……

「おい自称JK」

「何か用ですか無職」

「やっぱり家出少女取り込むほど家、余裕ねえわ」

「親いなかったら家出にはならない?」

「そうだな、家出には…え?」

「なら私はここにいても良いのか〜完全に理解したわ」

「いや待て待て誰がいて良いっつった。し、仕方ないから、い、一応話くらいは聞いてやるよ…」

「私の家族は私以外通り魔に殺されたの。」

「その話の前に一つだけ聞いていいか」

「何」

「お前はどこに住んでいた?」

「何の変哲も無い円形の様な形をした街の一軒家で楽しく暮らしていたの。」

「分かった。話を聞こう。」


この話を聞きたくないと少し思った自分がいた。

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