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遠死集  作者: 美凪ましろ
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【#032 生理痛】

 

 男に分かってたまるかこの痛みが。


 内側からうじうじずきずきと蝕み乱暴にわたしを痛めつける、内壁がえぐれ肉薄する、酷いときは貧血を起こす毎月好例の行事がやってきましたサーおめでとうみなの衆。


 身体が正常に機能している証拠であろうがなんだろうが嫌なものには変わらない。


 権利として休暇はあるのだが取ったことはない。会社で生真面目に通しているわたし、アレが重いパーソンだと定義付けられるって誰得ですの。


 クスリは飲まない。あれは飲むとくせになる、ないとやってけないカラダになるとこれから三十年が大変だなんせあと約420回ものお付き合いなのだ。この先どこでなにが起こるか分からない。痛みにある程度耐性は持っておかねば。ワケアリで麻酔なしのナイフで肉を切られたことがある、あれに比べれば痛い行事など無いと願いたいがあくまで願望だ。


 望みなど叶わない、願うだけで一切は。


 好きな男に好きだと伝えねばいつ伝えるんだい?


 竹箒は斬られる。


 リスクマネジメントをするのがビジネスに従事する人間のサガだ。


 蚊に刺されたときは蚊がウマイ思いをする、蚊の養分となる。あんな感じでなにかご利益やご褒美があればいいのに。


 ――干からびた恋心が蘇生するとか。



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