表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/19

第12話 なぜBBは弱いハンドでも参加できるのか

「まずは誰か1人がレイズして、**BBビッグブラインド**がコールする場合を考えよう」


「はい!」


アカツキは、新しい知識を吸収しようと真剣にメモを取る姿勢になった。


「BBが、他のポジションよりも圧倒的に広いレンジ(多くの手札)でコールできるのはなぜか?理由は主に3つある」


***


➀ 既に1BBを支払っている (コールのお得さ)


「BBは、ゲームが始まる前から強制的に1BBを支払わされている」


「そのため、レイズに対してコールするために追加で支払うチップが、他のポジションよりも少ない。いわば、**『割引券』**を持っているようなものだ」


「本来なら参加しないようなハンドでも、割引されているなら参加した方がお得(期待値が高い)になるんだ」


⓶ BBでアクションが終わる (安全性の確保)


「誰かのレイズにBB以外の全員が降りた場合、BBの後ろにアクションするプレイヤーはもういない」


「コールすれば、100%フロップを見られることが確定している」


「例えばSBスモールブラインドだと、自分がコールした後に、後ろにいるBBに**スリーベット(再レイズ)**されて降ろされるリスクがあるだろう?BBには、そういう危険がないことも大きなメリットになる」


③ トーナメントの特殊性(ポットの大きさ)


「最後はBBに限らないが、トーナメントでは、全員が**アンティ(強制参加料)**を支払っていることが多い」


「このアンティの存在が、ポットを太らせる」


「ポットが大きいほど、リターンが大きくなるため、コールするのに必要な勝率オッズは低くて済む。だからBBはさらにコールしやすくなるんだ」


「また、キャッシュゲームのようにポットから引かれる**レーキ(手数料)**がないことも、積極的な参加を後押しする」


「……なるほど。そう言われてみると、トーナメントのBBはコールしたくなる理由だらけですね」


***


「それから、ここが一番重要だが、BBのコールレンジは、レイズした人が『何BB』でレイズしたかによって劇的に変わる」


➀ 3BBレイズの場合 (守りを絞る)


「3BBのような大きなレイズの場合、BBがコールするのに必要なチップはあと2BBだ。そこまで安くはない」


「そのため、弱いハンドは降りなければいけない」


オフスート(絵柄が違う手札)は、レイズした人のオープンレンジ(最初にレイズする手札)と同程度に絞られる


スーテッド(絵柄が同じ手札)は、オープンレンジよりは少し広めにコールする


⓶ 2BBレイズの場合 (かなり広く守る)


「逆に2BBミニマムレイズの場合、BBがコールするのに必要なチップはたったの1BBだ」


「この安さなら、BBは驚くほど広くコールすることができる」


スーテッドは、基本的に全てコールする。たとえ27スーテッドのような最弱の手でも降りることはない


オフスートはオープンレンジやスタックに寄るが、広くコールする


2.5BBレイズの場合はその間でOK


レイズにコールした人がいる場合(自分がコールすると3人以上になる場合)は、コールレンジが狭くなる(特にオフスートハンド)


***


「例えば、HJ(後ろに4人いる不利なポジション)が3BBレイズをした場合、BBは K6オフスート を余裕でフォールドする」


「しかし、同じHJが2BBレイズをした場合は、その K6オフスート は余裕でコールするハンドになるんだ」


「え、そんなに変わるんですか!今まで感覚でやっていた所だから、結構間違えていた気がします」


「勘でやっていたなら間違えるのは仕方ない。ミスは修正すればするだけ勝ちやすくなるから、よく出る所から重点的に治していこう」


「はい!」


「じゃあ次は、ドンクベットについて解説しよう。これはリンプと並んで、初心者がよくやる悪手として有名だ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ