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なろうラジオ大賞4

缶コーヒー最終決戦 ~お汁粉なんかに絶対負けない! 熱膨張と粉塵爆発で俺は勝つ!~

「くくく……これでお前は終わりだ!」


 俺はおもむろに缶コーヒーの口を開ける。


「くっ……!

 それは噂に聞くブラック500ml缶!

 きさま……正気なのか?!」

「大容量のブラックコーヒーが、貴様を苦しめるぜ。

 カフェインの海に抱かれて溺れろ」


 ぐびり。

 まだ熱さの残るコーヒーを喉に流し込む。


「これで終わりだああああ!」

「と……っ思ったか⁉」


 敵はおもむろに缶お汁粉を取り出す。


「なっ……お汁粉……だと⁉」

「ククク……これで状況はイーブン。

 いや、九割五分二厘で俺の方が有利になった!」

「なっ……ばかなあああああ!」


 まさか敵が缶お汁粉を出すとは思わなかった。


「まっ、負けない!

 カフェインをさらに摂取して二段進化だ!」

「くくく……そのコーヒー全部飲めるのか?」

「ぐっ!」


 500mlもがぶ飲みしたら胃がやられてしまう!


「うおおおおおおお! ごくごくごく!」

「こいつ! 正気か⁉」


 俺は残りのコーヒーも全て飲み干す。

 これで状況は逆転した!


「くたばれ! これがコーヒーパワーだ!」

「ぎゃっ! なにすんだ!」


 俺は缶コーヒーの空き缶を敵にぶつける。


「くくく、熱膨張ってしってるか?

 あたたか~い缶コーヒーはダメージ倍!」

「くそったれぇえええ! バカにしやがってぇ!」


 敵は缶お汁粉を飲み干そうとしたが熱くて飲めないらしい。

 猫舌なのが災いしたな。


 俺はとどめを刺すべく、更にあるものを取り出した。


「とどめはこれだ!」

「なんだ……それは……」

「とっておきのブツだよぉ」


 俺が取り出したのは白い粉が入ったパケ。

 今朝取り寄せたばかりの上物(ちょっと高いホットケーキミックス)だ。


「粉塵爆発ってしってるか?

 これをばらまいて火を付ければ、

 貴様は一缶の終わりだぁ!(誤字」

「やめろー! どうなってもしらんぞー!」

「とどめだぁ死ねぇ!」




 この馬鹿どもがっ!!!!




「店の前で遊ぶんじゃねぇよ! クソガキども!」


 コンビニのテンチョーが出て来て俺たちを叱る。


「あっ、暴力は法律で禁じられています。

 もし僕たちを殴ったら禁固××年以下、

 もしくは○○万円の罰金ですよ?」

「そんなこと言ったらテメーらも迷惑防止条例違反だ。

 警察に電話してやるからなー。もしもし警察ですかー?」


 スマホを取り出すテンチョー。

 冗談かと思ったら本当に通報しているらしい。


「「にげろおおおおおおおおお!」」

「あっ、待て!」


 俺たちは必死に逃げ出したが、信号で捕まってしまった。

 どんな時も赤信号は守らないとね!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 異能系バトルのやつかと思ったら、思いっきり物理wwww どっかで実際にありそうな光景( ◠‿◠ )
[良い点] この勢い、めちゃくちゃ好きです( *´艸`) 今回も面白すぎてお腹痛くなりました笑
2022/12/30 11:34 退会済み
管理
[良い点] >貴様は一缶の終わりだぁ!(誤字 →1000文字以内という制限のなか、わざわざ(誤字 を付けるのか!wwwと笑ってたんですけど、 缶とのダジャレというだけでなく、一巻の終わりを知らない子供…
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