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第70話 ロバートの家出と私とロンの冒険旅行その1

今回はこれで終了となります。また、来月あたりにこの続きを投稿したいと思っています。でも、サムライも途中だし、書きたいものが多すぎて困っています。

こんな感じですが、呆れずにお読みいただければ幸いです。

 私たちが戻ってからロバートに土産話をしたら「俺、ずっと缶詰にされて仕事だったんだ」と一言言って、下を向いてしまいました。

 それからしばらくたって、ロバートは姿を消してしまいました。


 ジェミニは半狂乱になりながらロバートの行方を捜すし、廷臣たちは右往左往していました。

 キャサリン姉さんやジェーンさん、ミーアさんなんかは落ち着いていて、「よっぽどたまっていたのね。まあ、しばらくすれば帰ってくるのじゃないかな」と言って、お茶を飲んでいました。

 私も探しに行こうとしましたが、笑顔の廷臣たちから「ロバート様の代わりに働いてください」と言って、執務室に缶詰めになりました。

 昔西部戦線でめちゃくちゃ苦労をした事務量の軽く千倍はあろうかという量で、どうしてこんなにあるのか聞いたところ、いつの間にか私はローマ連邦の副皇帝扱いになっており、皇帝不在の時は皇帝の裁可を代理で行う必要があるそうです。

 キャサリン姉さんに「頑張れ頑張れ」と言われながら頑張りました。でももともと僕は武官で、事務仕事はかろうじて人並みぐらいにしかできません。

 キャサリン姉さんやロバートのような天才とは違います。

 一週間耐えました。そしてもう無理とばかりに逃げ出しました。


 戦いは得意なんだけど、事務仕事は戦いよりきついです。とりあえずどこへ行こう、そう思い、とりあえずの逃亡先であるフーシの首都ダスコーで串焼きを食べていたら、ばったりロバートと会いました。ロバートは鳥の唐揚げを食べていました。

 「ゲッ、もう見つかった」そう言って逃げた層とするロバートを捕まえて「安心しろ。俺も逃げてきたんだ」と言いました。

 「なんだ、お前も逃げてきたのか」そう言って、安心したように、二人で並んで食べていました。


 「毎日毎日、事務仕事ばかり。朝から晩までいくら元事務官僚だとしても嫌になるよ」

 そうロバートはこぼしていました。「やってもやっても終わんないんだぜ。朝から夜まで働いて、夜は夜で妻たちの相手をしなくちゃならない。嫌気がさすのも分かるだろ」

 私も「だいたい武官の俺に事務仕事なんて向かないよ。それをロンの代わりだとか言って、缶詰にされて。一週間で逃げ出してきたよ」

 ロバートは笑いながら「一週間で逃げ出してきたのか。根性ないな」と笑っていました。


 「さて、これからどうしよう」私たちは話し合うことにしました。

 「ローマ連邦内にいれば、絶対にジェミニに捕まるし、かといって、フーシだっていつまでもいられるとは思えない。東部地域はどうだろう」ロバートは言いました。

 「イム教の土地は勘弁してくれ。行けば絶対に目立ってしまう。かといって、南のケメトや南方領土も安全とは言えないしな」

 「それじゃ北はどうだろう」

 「北か。あそこもほぼローマの影響力のある土地だからな。捕まる可能性は強い」

 「新大陸まで行くか」

 「行く船でジェミニに捕まる。新大陸行の船はほぼ監視対象に入っているからな」新大陸は政治的に重要かつ利権がいろいろ絡んでいるため、ローマ連邦以外の船が渡航できないようになっており、そのすべてが諜報機関の監視下にあります。

 「あとどこかないかな」

 二人で知恵を絞って考えました。

 「ロンディニウムはどうだろう」ロバートは言いました。

 「いい考えかもしれない。あの場所は、南部はローマ連邦の同盟国となっているが、ほとんど交流はない。逃げ込んでしまえばまず見つかる可能性は少ない」

 「どうやって行く?」ロバートは心配そうに言いました。

 「フーシからロンディニウムへ交易船が出ているはずだ。それに乗せさせてもらおう」

 フーシはローマ連邦から規制を受けていない地域であれば、どんなへき地にも交易の船を出ししています。


 ロンディニウムへ行く交易船はすぐに見つかりましたが、しばらく出港する予定はないとのことです。

 交易の予算を出してくれる者がそろっておらず、そのためしばらくこの場所で停泊しなければならないとのことでした。

 それじゃ、とばかりにその船の出資者となり、交易品を調達し、我々の乗船の約束を取り付け、直ちに出航の用意をさせ、ロンディニウムに向けて出港しました。


 お金は、私のマジックボックスにかなりの金額が入っています。一応ローマ連邦の要職を務め、グランド王国の国王でもありますから、それなりのお小遣いをもらっていますし、忙しくて使えなかったので、溜まりっぱなしになっていました。

 ロバートも結構なお金持ちです。お金は魔道具の無限財布に入れていて、金額は私より多いです。

二人合わせれば、当分お金には困らないでしょう。


 しかし、何らかの身分が必要なので、今回二人で商人として商人ギルドに登録しました。

 冒険者ギルドに登録しないのかだって?

 私は一度バードとして冒険者として登録としているので、二重登録はできないことになっています。

 バードで再登録したら、一発でジェミニにばれてしまいます。

 それを避けるために、商業ギルドに登録することにしました。


 登録する名前は、ロバートがローン、私がバーンとしました。

 「ローンってひねりがないな」「何言う、バーンだってそうだろう」と二人で笑いながら突っ込みあいました。

 商人として登録したことで、商業ギルドの庇護が受けられ、いろいろ便宜が与えられます。身分証明にもなりますし、別の土地で商売する際、現地の商業ギルドから情報をえられたり、お金を預けたりできます。

 ローマ連邦として、金融業の発展は商業活動に不可欠だとして、銀行の設立とその普及を図っていましたが、ギルドもその一翼を担っています。


 さて、船は順調に進んでいきました。途中嵐に会うこともなく、内海を抜けて、カリオス王国を回り、ロンディニウムに到着しました。

 途中、カリオス王国で、皆に手紙を出しておきました。

 ロンと二人でいること、しばらく冒険を楽しんだら帰ることを伝えました。


 ロン改め、ローンはとても楽しそうです。

 「山のような事務仕事もない。無理に偉そうにふるまうこともない。家臣に言いたくもないこと、嫌なことを言う必要もない。夜もゆっくり眠れる。最高だな」

 私もです。昔、ロバートと出会った戦争で中途半端に終わってしまった旅の続き、楽しまずにはおきません。

 結構あちこち行っているだろうって?

 仕事で行くのと、冒険とは違います。

 さて、新しい土地ロンディニウム、何があるか本当にわくわくです。


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。


本当に、時間がないです。土日勤務もあるし、通勤時間が長いため、だいたい休みの日にまとめて書いています。

兎に角、時間と休みが欲しいです。あと、書くスピードも文章力も欲しいです。書きたいものがいっぱいあるのに、書けません。


こんな私ですが、見捨てないでいただけるとありがたいです。本当によろしくお願いいたします。


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― 新着の感想 ―
[一言] 大人になってからもモラトリアムは欲しいからね 奥さん達は達観してるけど…官僚達の胃がヤバい状態ですね
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