第58話 大円陣
この話でこの物語も一旦終了とさせていただきます。本当に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「エルサムには、今まで見たことのない遺跡や遺物があるんだって。一緒に行こう!」ロバートから僕を誘ってきました。「うん、行こう。早速計画を……」
「そんな暇あるわけないでしょ。このくそ忙しい時に。しばらく冒険はお預けです」キャサリン姉さんが冷酷に言い放ちました。
今回新たに領土となった地域に加え、西方の新大陸の開発や南ニューランドの開発、そして、大陸東側の大海への冒険隊の派遣と大きな仕事が山積みです。
ちなみに、東の大海をジェーン海と名付け、南ニューランドから少し北上したところで見つけた巨大な島とその周りの島々をミーア諸島と名付けました。ちなみに大きな島は大ミーア島と名付けました。
ローマの領土はどんどん拡大し、その分僕らの仕事も激増していきました。
「可哀想なお兄ちゃん、私が慰めてあげるね」ジェミニがロバートに言いました。
「私もバードのこと慰める」ミリアが言いました。
「ロバートちゃん、私たちのことも構ってよ」「そうだぞ、正妻を放っておいていいはずないだろ」ジェーンさんとミーアさんが言いました。
「世継ぎが欲しい。どこへも行かず、我を愛してほしいぞ」余余二姫も言いました。
「冒険もいいが、とりあえず出産を無事終わらせなくてはな」マリアンヌが言いました。
ちなみにアーリヤさんはこの場にいません。今回大活躍した砂漠の部族に対し、報酬を届けに行っています。今回、砂漠の部族が大変頑張ってくれたので、約束した給与のほか、恩賞を弾みました。
がやがやと執務室は大変にぎやかです。
「ロン、俺たちもおじい様達の同様に早く隠居して、旅をしような」
「バード、その意見に賛成だ」
今日も忙しくも騒がしい一日になりそうです。
おまけの終話
とある学校の授業風景
「ローマ連邦の成立をここまで描いてきました。このあと、ローマ連邦のちのローマ帝国は約300年の間繁栄を続けます。その話は次回の授業でしたいと思います。本日はこれで終わります」「きりっつ、きょうつけ、れい」
教室は一斉にがやがやとしだした。
「西方史は難しいな。ロン」「ほんとだよバード、というかバース・アントって何者?名前が二つもあるなんて、何考えているの。試験で覚えるの大変じゃん」
「でも奥さんが4人ってうらやましいな。男の夢だよね」
「賛成賛成、でも実際のところ彼女が一人でいいから欲しい」
「お前いるじゃん、彼女」
「彼女というよりお姉ちゃんという感じなんだけどな」
「でも、いいじゃん。朝起こしに来てくれて、一緒に登校して、お弁当作ってくれて。帰りも一緒で、休みの日はほとんど一緒に過ごすんだろ」
「でもさ、自由がないんだよな。なんかこうもう少し出会いが欲しいよ。そういえば、紹介した彼女の妹はどうなんだい」
「まあ、なんとか仲良くやっているかな。でも彼女という感じじゃないんだよな。妹ができた感じかな」
「いいじゃないか、彼女ということにすれば」
「あの子に手を出すのはなんか罪の意識があってさ。でもあの子結構ぐいぐい来るんだよな」
「あはは、姉妹で血は争えないな。俺なんて毎日搾り取られてるよ」
「えっ、お前らそういう…」
「さて、次は東方史か。レポートできてる?」
「話しすり替えたな。まあいいや。ああ、地元の領主で、戦国時代初期に頭角を現し活躍したクトー氏に関する調査だろ。大体できてるよ」
「俺もなんとか。と言っても、地元の観光パンフ丸写しだけどな」
「おまえ、そればまずいだろ」
「まあ、なんとかなるよ」
そう言って、二人の少年の雑談は続いた。
その姿は何百年か前の二人の少年の姿にそっくりだった。
この物語をお読みいただいた皆様、本当にありがとうございます。この作品はここで、一旦完結とさせていただきます。
私の作品の中で、ここまで読者がついていただいた作品は初めてでした。最初はモラトリアム期間の2章までの予定でしたが、倍近くの第4章までお付き合いいただいたことは、本当に感謝しても感謝し足りません。
残念ながら、ランキングに乗ることはなかったですが、作者としては大変満足です。
これからもいろいろな作品を投稿していきますので、もし気が向きましたらお読みください。
なお、もし、第5章を書く!と決意した時、この文は修正・削除いたします。
最後に本当に感謝感謝です。読者の皆さんありがとうございました。
追伸 読者の皆様本当にありがとうございます!完結してからもpv、ptともかなり伸びてpvは50000近く、ptは352ptとご支持いただき本当に感謝感謝です!
ポチポチではありますが、読んでいただける方がいる限り、投稿をしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m




