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第57話 フーシ軍の戦闘と敗北、そしてローマの参戦と征服

本日2回目の投稿です。お読みいただければ幸いです。

 海賊退治は、ローマ連邦の協力で、ほぼ終わった。


 次は敵の首都にして、最大の貿易港であるダマスカスの占領を狙い、フーシは軍を動かした。その数20万、ほぼフーシが外征に使える全兵力だ。この戦に全力を注ぐつもりでいた。

 フーシ王イエローも前線近くの港町まで来て、情報がすぐに伝達されるようにしていた。

軍の総司令官はフーシ王の側近の軍歴の長いベテランの将軍が選ばれた。


 20万の兵を船に乗せて、ダマスカスの側に近づいた。

 敵の大砲が無数にうちこんできた。当たった弾は爆発し船は爆発し、船は大破した。

 それでもフーシの軍船は上陸しようと突き進んでいった。強硬上陸だ。

 兵たちは小舟に乗り換えて、海外に迫る。敵の砲撃はそれに向かって放たれる。

 敵の砲弾は爆発石が入った砲弾で当たると爆発する。

 当たれば、小舟などひとたまりもない。中に乗っている乗員は全員戦死した。


 それでも一部は海岸にとりつく。彼らに浴びせられるのは爆裂石のついた矢だ。当たれば当たった周辺まるごと吹き飛ばす。海岸にとりついた兵たちはその矢の雨に避ける場所もなく、次々と体を吹き飛ばされていった。運のよいものは即死できたが、運の悪いものは体の一部を吹き飛ばされるだけで、死ねずに悶えながら苦しんでいた。


 それでも上陸は進み、兵の数も整ってきた。兵たちは上陸地点から進んでいったが、行く手には巨大な城壁が立ちはだかった。城壁の前には、次々死体が積みあがっていった。進んでも死、退いても死、文字通り地獄がその場に出現した。

 その日は攻撃が終わった時、フーシは5万の兵を失った。

 フーシは上陸地点を探すため、南に進路を取った。町のすぐ側は崖になっており、とても上陸できる場所はなかった。更に進むとかろうじて地揚陸できるポイントを見つけ、全兵力を上陸させた。兵たちは、上陸地点から北進した。


 ところが部隊は小都市防壁の合間に入り込み、十字砲火を食らい、次々と死んでいった。また、戦力を失い弱った部分に敵は追撃を行い、フーシ軍を次々と倒していった。

 そのため、フーシ軍は北に進路を変え、北の砂漠に進み、敵の追撃を逃れたが、そこはさらなる地獄であった。砂漠に入った兵士たちは方向を見失い、砂漠の中をさまよった。

 渇きに苦しんだ兵たちは幻覚を見るようになり、同士討ちや裸で砂漠に飛び込み渇き死んだ。

 指揮官は作戦の実行をあきらめ撤退した。残った兵の数は1万を割っていたという。

 指揮官は、兵を帰還させた後、自決した。


 フーシが負けた後は、ローマ連邦軍の出番です。


 まず、帰順した海賊にダマスカス内部からローマ連邦軍に呼応して海からの門を開けるように指示しました。ダマスカスは貿易の中心地であり、大きな港があるのですが、戦時には、大きな鉄の扉で何重にも封鎖できるようになっていました。


 彼らをどうやってダマスカス内部に侵入させるかって?

 侵入方法として、彼らが僕らに追われてダマスカスに逃げ込むよう演技することを命じました。ちなみに、逃げ遅れた者は、遠慮なく撃沈すると通告しました。


 僕らに追われた海賊たちはダマスカスの湾内の中に入れてくれるようにパラスに頼みました。ダマスカスの防衛指揮官は部外者を入れていいかどうか迷っていたようですが、殺されていく海賊たちを見て、このままだとパラスの信用失墜につながると、入港を認めたようです。まあ、海賊の半分は海の藻屑となりました。


 ローマ海軍は、大砲の射程のぎりぎりで、船を待たせました。にらみ合いの状態です。

 そうしている間、陸路を進む別動隊はひたすら砂漠を突き進んでいった。


 彼らは、砂漠の民の傭兵部隊で、その数は3000人程が参加していました。

 彼らは砂漠の中をラクダに乗って進んでいきました。彼らはその砂漠を行き来する能力を使って砂漠を越えてダマスカスの裏側に回り込み、一挙に町に攻め込みました。


 後ろから攻められるとは思ってもいなかったパラスは大混乱に陥りました。

 そのすきに海賊たちは、港に通じる鉄門を開放しました。そこめがけて、連合艦隊が突入していきました。港に着くと、兵を散開させ、町の重要施設を次々と占領していきました。


 そしてカリフを名乗る王とその一族を捕らえ、周りの街にも降伏するよう指示、王がとらえられたことで、戦意を失ったのでしょう。次々と降伏していきました。


 さらにローマ連邦軍は南に進み、豊かなエルサムの土地を占領しました。ここはパラスの心臓部ともいえる地域です。頭と心臓を奪われたパラスは崩壊の一途をたどりました。

 フーシ軍もなけなしの軍をかき集めて、ローマの助けを借りてパラスに上陸、残った土地の確保に力を尽くしました。


 所々で抵抗はありましたが、パラスの8割は占領に成功しました。領土の2割は、ルミラ、バクダッドが占領しました。まあ、仕方がありません。


 ローマとフーシは協定を結び、ダマスカスとエルサム地方はローマ連邦に、それ以外はフーシ領としました。

 フーシからは大変感謝され、お礼というわけでしょうか、金銭と美術品が送られてきました。


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。

さて、次の話でとうとう第4章も終わりです。短いですが、お読みいただけましたら、作者はすごくうれしいです。

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