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第78話 私とロンの冒険旅行その9 妖精の谷と神の宿木

毎日18時に投稿いたします。お読みいただければ幸いです。

 社に着くと、立派な神殿があり、多くの巫女たちが仕事や祈りを行っていました。

 「ここには俺たちが手伝うことはなさそうだな」私がロバートに言うと、「そうだな、道づくりの件だけ聞いてみるか」と答えました。


 オフェイリアが二人の若い巫女に声をかけました。「ベルト、アルト客人の世話をしなさい」「はい、わかりました」と二人は頭を下げ我々に挨拶をしました。

 「ベルトと申します」「アルトと申します」「「皆様方のお世話をさせていただきます」」

 オフェイリアは私たちに礼をして、「後ほどお会いしましょう」と言って去っていきました。


 二人に部屋に案内された後、巫女たちに水浴びを進められました。

 水浴び場は井戸の側にあり、この井戸から水を汲んで行うようです。

 ちょっと離れたところに何も使っていない荒れ地のような場所があったので、この場所を借りてもいいかと巫女に聞きました。

 巫女たちは首をかしげながら了解してくれたので、土魔法で浴場を作り、地下水を引いてきて水をためるようにした後、排水管を作ってその荒れ地の地下に水が捨てられるような仕組みを作りました。

 更に魔石を設置し、浴場の水をお湯に変え、浴場のごみを浄化するシステムを作りました。お風呂の完成です。早速私とロバートは入ることにしました。

 二人の巫女は目をまん丸にして驚いていました。そして「私たちも入ってよろしいでしょうか」と言ってきたので、「構いませんよ。この施設は問題なければこのまま使えるようにしておきますから」と答えた。


 でもそうすると除き防止のための壁があったほうがいいかな、あと脱衣所もと考えていたら、ロバートにつつかれました。

 「どうしたんだ」と聞くと、ロバートが指をさしました。

 そこには、ベルトとアルトに呼ばれたのか、沢山の巫女たちが浴場の周りに集まり、お湯に手を入れて「あったかい」「気持ちいい」と言っていました。

 私とロバートは顔を見合わせて、そそくさと浴場から出て、その場から立ち去りました。

 

 与えられた部屋に戻りくつろいでいると、オフェイリアがやってきて聞きました。

 「新しい沐浴場をおつくりになったのはあなた方と聞きました。あなた方は魔術師なのですか」

 「私の弟のバーンは魔法が使えます。かなり強力な魔法使いです」とロバートは自慢げに言いました。

 お~い、余計なことを言って厄介ごとに巻き込まれたらどうするよ、と思い膝でわき腹をつつこうとしたら「お願いがあります」とオフェイリアが言いました。


 なんかめんどくさいことにならなければと思いながら「どのようなことでしょうか」と尋ねると「湖のほとりに大きな木があったともいますが、ご覧になっていますでしょか」と尋ねてきました。

「はい、見ました」と私が答えると「あの木は神の宿木として何百年もこの地にあったのですが、つい最近枯れてしまいました。そのため、何か重大な厄災が起きるのではないかとドルイドを信仰する民たちが不安に思われています。そのため、我々巫女の中から生贄を出すこととなりました」

 「生贄ですか?」と尋ねると、「はい、一週間後、私とベルト、アルトの三人が生贄として湖に沈められます」オフェイリアが淡々と言いました。

 「それはどうすればやめさせることができるのでしょうか」恐る恐る尋ねた。

 「神の宿木が復活すれば、生贄の必要はなくなります。私たち三人は近隣の族長の娘で、巫女の中でも身分が高い者です。私たちは神のためにこの身をささげることは誉ではあれ、何ら忌避するところではありません。しかし、我々が生贄として死んだところで、神の宿木が復活するとは思えません。きっと、生贄が足りないからだと、巫女たちが次々と沈められるでしょう。巫女の中には、みなしごなど事情があってこの社に預けられ、巫女をしている者もおります。彼女達にはそこまでの覚悟はありません。彼女たちを助けるため、お力をお貸しいただけないでしょうか」そう言って、深々と頭を下げた。

 私はロバートと目配せして、「わかりました。うまくいくとは限りませんが、やれることをやってみます。」と言いました。

 「ありがとうございます。だめでも仕方がありません。もう頼れるのは、あなた方だけなのです」その言って、私たちの手を握った。

 

 早速ロバートと一緒に枯れた巨木のところへやってきました。

 見ると、完全に枯れ木になっており、蘇生は無理そうです。「なんとかなりそうか」とロバートが聞いてくるので、「とりあえず生きている部分がないかどうか探知してみる」と言って、回復魔法で、木を探知して生きている部分がないかどうか調べました。

 木はほぼ枯死していましたが、根本のところにかすかですが生きている部分を発見しました。

 「生きている部分がある。その部分に回復魔法をかけてみる。更に土魔法で、土地の生命力の強化を図る。ロンは危ないから後ろに下がっていてくれ」と言って、魔法をかけ始めました。


 最初は何の動きもありませんでしたが、そのうち木が振動を始めました。やばいと思い、自分の身の回りに土魔法で障壁を作ったところ、木に達に亀裂が走るとともにはじけ飛びました。

 

 回復魔法と土魔法により、木が再生を始めました。そうこうしているうちに、立派な木が一本、その場に立っていました。

 どうも木の根本に感じた生気は新しい神の宿木の小さな芽だったようです。魔力により急成長を遂げ、一本の木になったようでした。

 これ以上の魔力による成長は木によくないと判断し、しばらく様子を見ることとしました。破散した枯れ木は何かに仕えるかと思いすべて回収しました。


 木が与えられた莫大な魔力をうまく吸収できるように回復魔法を使って魔力の流れを整えてあげました。そうこうしているうちに木にうまく魔力が定着したようです。

 とりあえず一晩様子を見ようと思い、その日は社に帰りました。


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。


 書きたい物が多くて、時間が欲しいです。サムライも続きが欠けていませんし、恋と色仕掛けも結構読んでくださる方がいるようで、続きを書きたいなとも思っていますし、宇宙物も書きたいと思っています。

 一週間何もしなくていい休みが欲しいです。贅沢ですね。

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