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第76話 私とロンの冒険旅行その7 巫女さんが最高です

毎日18時に投稿します。お読みいただければ幸いです。

 この土地では、結婚という制度自体ありません。男は女のところに夜這いに行き、女は孕むと生んで育てます。

 女は夜這いを受けた男から獲物や食べ物を分けてもらって、子供を育てるそうです。

 男の子は、部族ごとで違いますが、6歳から8歳になると少年組に入れられ、そこで戦士になるか職人になるか選別されます。選別から漏れた場合、捨て人になるそうです。

 女はそのまま育てられ、男が求める年齢になると夜這いを受けることになります。


 巫女たちは、近隣の村々から神託を受けたとして、実際は子供のうちに母親がなくなるなどして食べさせていけないので、口減らしのように捨てられた女たちから成っています。 

 あとは、夜這いの相手にならないものや、村から役立たずとして捨てられたもの達です。

 そのため、幼い者、貧弱な体つきの者や子を孕まぬ女、老女が多いです。

 みんな優しい人が多く、我々にとても親切にしてくれました。


 私たちは、まず掘っ立て小屋を改修しました。土魔法で神殿のようなものを作りました。

 神殿内には井戸を作り、水が簡単に得られるようにしました。それまではかなりの距離にある川まで水を汲みに行っていたようです。

 ついでに沐浴場を作り、魔石を使った湯沸かし器も作成し、冬でも温かいお湯が使えるようにしました。

 更に神殿の周りに畑を作り、作物が育てられるようにしました。そこでも魔石を使って、土地が豊かになるよう加工しました。

 ついでに魔石を用いた自立型ゴーレムを何体か用意し、農作業や警備に当たらせました。


 巫女たちは感動し、私たちとすっかり打ち解けました。ジュリアはここの巫女長のような仕事をしていたらしく、私やロバートととても仲良くしました。

 「ロン、ジュリアたちに子供ができたらどうする?」

 「どっちの子供かわからないからな。かといって放っておくわけにもいかないから、男ならローマ連邦に招聘して、官僚か軍人にもなってもらうか」

 「女の子だったら、学校に通ってもらい、好きな男ができたら一緒にして、それ以外なら官僚かな」

などと話をしていました。


 近隣の村々との関係はどうしたかって?

 やっぱり馬鹿はいる者です。

 ある村から戦士たちが20名ばかりやってきて、神殿をよこせと言ってきました。

 いきなり立派な建物ができたので欲しくなったのでしょう。


 「ここは神の社である。汚せば命がないぞ」私はジュリアにそう言わせました。

 その戦士は笑って「やれるものならやってみろ」と言ったので、次の瞬間全員を串刺しにしました。

 ジュリアからどこの村か聞いた後、ゴーレム兵一万を用意し、その村を包囲しました。

 「我々は神のしもべなり。神殿を襲ったものとして長老、戦士はみな自害すべし。一人でも生き残っていたら村ごと皆殺しにする」というと、村の中で殺し合いが起こりました。村の中が静かになったので、門を破壊して中に入ると、死体が村中に転がっていました。

 村の中を進むと、襲い掛かってくるものがいたので、首をはねていきました。

 命乞いをする者もいましたがそんなの関係ありません。長老、戦士階級は全員処理です。職人階級は、身分を確認したのち釈放しました。


 このことがあってから、神殿を奪おうとする者はいなくなりました。

 返って、近隣の村から貢ぎ物を持ってくる量が増えるようになりました。

 彼らには、巫女たちを大切にすること、月に一度可能な量で寄進を行うことを約束させました。巫女たちと各村の長老たちとの間の約束が破られることの無いように神の儀式を行いました。

 すべて問題は解決しました。この地方では力が正義のようです。


 さて、すっかり巫女さんたちにおぼれてしまいましたが、そろそろ出発しなければなりません。

 出発の前夜は私とロバートと巫女さんたちで、神殿の沐浴場で沐浴しました。

 老女の巫女さんたちはあとから入ることになり、私とロバート、比較的若い巫女さんたちが一緒に入りました。

 巫女さんたちは髪飾りも外して沐浴しました。髪飾りを外す行為は、かなり気を許した行為だそうです。感動しました。そして眼福です。詳細は省きますが大小さまざまでした。

 その夜は一晩中、私とロバートは巫女さんたちとお互いを求めあいました。


 朝になり、巫女さんたちの別れを悲しむ声に送られながら北へ出発しました。

 ジュリアから私とロバートにお札をもらった。このお札を示せば、ドルイドの加護を受けた者として、ドルイドの巫女たちから丁寧な扱を受けられるそうです。


 「もうしばらくいてもよかったのでないか」ロバートは言います。

 「そうしたら、あそこから離れられなくなるぞ。それでもいいが、あくまで旅の最中だ。私たちには、いつかこの旅を終わらせなくてはならない義務がある。あの子たちが幸せに過ごせるよう、帰ったら手を打っておこう」そう私は言いました。

 旅は続きます。


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。


いま、妖怪退治物をしこしこ書いています。ジャンルが違うので、ここにいらっしゃる読者の方はお読みいただけないかもしれませんが、もしよかったら覗いてください。

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― 新着の感想 ―
[一言] この手の蛮族は鏖確定ですね、好き勝手やっていたから因果応報かな
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