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頑丈チートで異世界最強!  作者: 瀬戸くろず
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コロナやべぇ

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前回のあらすじ

 エメさんといちゃいちゃ


 


 水精霊の水辺、近くのテントの中、金髪ロリエルフを膝の上に乗せ、綺麗な金髪を撫でながら、おれはエメさんとたわいのない会話を楽しんでいた。


「それにしても、エメさんはなんで精霊に会いたいんだ? その《水精霊の体液》が欲しいからなのか?」

 

「そうなのじゃ、それさえあれば至高のポーションが作れるはずなのじゃ!」


 グッと両手の拳を握り込み、可愛くフンスとするエメさんは、誰からみても可愛らしい子供にしか見えなかった。


「至高のポーションか、それってどんなもんなんだ? 効果の程は」


「そうじゃのう、水精霊のランクによって異なるのじゃが、意思疎通の可能な準一級異常の水精霊でないとあまり効果は期待できないからの。ポーションの効果としては、ありとあらゆる病や怪我を治せると言われておる。ちなみに部位欠損もしていても治せるらしい」


「そうなのか……部位欠損していても大丈夫とかすごい効果だな……」


「まぁ、切断されてしまった腕とか足をくっ付けるだけなら準一級や一級の水精霊の体液でいけるのじゃが、特一級の水精霊の体液は、なんと部位再生まで可能なのじゃ!」


 それはすげぇな、部位再生って無くなった腕がにょきにょきって生えてくるわけか。……特一級ってたしかルディアの事だよな、あいつそんなにすげぇ、精霊だったのか……。自分のことただ飯食らいとか言っていたのに。


 おれがルディアを呼べることは、あまり人に喋らないでおこう。噂を聞きつけて変な奴が来ても困るからな。何よりルディアが迷惑するだろう。それは頂けない、おれは美少女に声はかけられたいが迷惑はかけたくないのだ。


「それで水精霊の水辺に来ていたのか」


「まぁ、それもあるのじゃが、妾はミモザ草を採集しに来たのが本来の目的じゃ」


 あぁ、そういえばシルクちゃんも言っていたな。


「それで、ミモザ草は採れたのか?」


「それは問題なく採れたのじゃ、ここに……ほれっ」

 

 近くにあった鞄の中から、嬉しそうに顔を綻ばせ、ミモザ草を取り出したエメさん。大変かわいしい。撫でる手に力が入る。


「……んぅ、バジリスクと出会えたのも案外悪くなかったかもしれんのぅ……」


「……何でだ?」


「……お、お主とこうして出会えたからじゃ……」


 ボフッと赤面している美少女ロリエルフ。思わず頬擦りしたくなるほどのかわいさだった。こううりうりと頬を擦り付け可愛がりたい、そう思わざるを得ないキュートでチャーミングだ。


「エメさんは可愛いな」


「……わ、妾が可愛いなど……もう100も超えておる年寄りをからかうでないっ」


 そう言いながらも、ほおが緩みっぱなしである。超嬉しそうに微笑んでいる。見ていて幸せな気分になるわこの笑顔。自分だけのショーケースに飾っておきたいくらいだ。


「とかいって本当は嬉しいのではないか、エメさん? うりうり」


「ちょ、わ、や、やめ……るのじゃ!」


 うりうりとエメさんの頬に指を押し当てるおれ。きめ細かな肌の感触はぷにぷにしていて、ずっとやっていたいくらいだった。


 エメさんもうりうりされて、表面上では抵抗しているが実際のところ、止める手には全然力が入っていない。むしろただただおれの手に乗せているだけって感じだった。


 と、おれたちがイチャコラしていると、テントの入り口から視線が一つ。

 シルクちゃんである。

 エメさんもその視線に気がつく。


「じー……………………」


「シルクっ!? こ、これは違うのじゃ!」


 何やらワタワタと慌て出すエメさん。さながら子供にイチャコラを見られた親のように慌てている。まぁ、実際のところ言葉通りなのかもしれないが。


 まぁ、膝の上に乗せたのはおれだからな。おれが弁明をしよう。


「シルクちゃん、これはおれが強引に膝の上に乗せたんだ。座って話すのはまだきつそうだったからな、背もたれがわりにな」


 きつそうなら寝かせておけばいいじゃないという言葉は言わない約束だよ?


「あっ、そうなんですか。わたしは、なんだかお婆さまが今まで見たことのないくらい可憐な表情をしてらしたので、珍しくてつい見入ってしまっただけですよ」


 じーっと視線を飛ばしていたシルクちゃんがくすりと笑った。エメさんのこういう表情は珍しいのか? 逆におれはこういう表情しか見ていない気がするが……。


 まぁ、でも美少女の笑顔は世界の宝だからな。その宝を享受できるならおれなんだってする所存です。


「と、まぁシルクちゃん。何か用が有るんだろう?」


「あ、はい、そうでした。どうやら冒険者の集団がこちらへ向かってきているようなのですが……」


「冒険者の集団……あぁ、そういえばミミカちゃんが手配していた奴らか」


 三日はかかるとか言っていたが、案外早かったな。結構急いで来たのだろう。まぁ、もう全ておれが解決しているがな。残念ながら出番はなかったな。


 エメさんも何やらピンと来たのか、おれに尋ねてきた。


「もしや、妾が救援を頼んだ冒険者が援軍を連れてきてくれたのかの?」


「あぁ、そんなところだ。実際のところおれがいれば必要なかったけどな」


「……そうじゃの、お主は本当に頼りになるのじゃ」


 エメさんがまたうっとりとし始めた。頭をグリグリと触れてくる。おれに助けられたところでも想像しているのか? だとしたら幸甚の至で有る。チョー嬉しい。


「……お婆さま、可愛いです」


 シルクちゃんが、その姿を見てまたうっとりしている。孫に見られてるぞエメさん。しばらくグリグリしていたが、ハッと何かに気づいたようにシルクちゃんの方を向き、またわたわたしだした。なんだろう、この可愛い生き物は? 保護したい欲求にかられるぜ。


「シ、シルク! こ、これは、違うのじゃ!」


「いいんですよ、お婆さま。マナブさんはとても魅力的な方ですから、男女関係なく人を惹きつけてやまない方なのですから、それが普通の反応というものです」


「そ、そうなのじゃな……」


 シルクちゃんのおれへの評価が天元突破している気がしてやまない。おれはおれ自身のことをそんなに対した人間だとは思ってはいないのだが、まぁせっかくシルクちゃんがおれの事をそう高く評価してくれるのであれば、おれはおれ自身のことをそう評価することに依存はない。よしっ、おれ、天才!


 と、こうして楽しいお話をしている間にも、冒険者の集団がこっちに向かってきているんだったな。忘れていたよ、忘却の彼方だったよ。まぁ、優先順位として美少女との会話≫≫≫冒険者の集団だからしょうがないのだ。


「さて、じゃあおれはその冒険者の奴らに話をつけてくるからシルクちゃんとエメさんはここで街へ戻る準備をしておいてくれ」


「マナブさん、何を話しに行かれるのですか?」


「あぁ、バジリスクの亡骸を森の方へ移動させてあるからな、それの処理を頼みにいくんだ。バジリスクの素材とかをくれてやるっていえば快く引き受けてくれるだろうよ」


「いいのですか? せっかくマナブさんが倒したのに……」


「そうじゃぞ! バジリスク丸どこ一体となればかなりの金額になると思うのじゃが……」


「あぁ、おれは別に金には困っていないからな。ギルドの依頼をちょくちょくこなすだけで十分に稼げている。それに住むところも食事もシルクちゃんが提供してくれているからな。なんの問題もない」


 なんだか、今の発言ヒモ男みたいな感じがしたが、おれはちゃんと働いているし、ちゃんと金は払うとシルクちゃんには言っている(まぁ、シルクちゃんが受け取ってくれないから実際のところ払っていないのだが)


「今の話だと、シルク、もしやお主マナブ殿と一緒に住んでおるのかの?」


「……え、ま、まぁ……うちまだ空き部屋たくさんありますし……」


 どうやら、おれがシルクちゃんと一緒に暮らしていることをシルクちゃんはエメさんに話していなかったらしい。おれのせいで二人が不仲になるのは頂けない。ここはおれが別のところに引越しするべきだろう。それで問題解決だ。


「済まない、エメさんにはおれからちゃんと言っておくべきだったな。おれはシルクちゃんのところで今はお世話になっているんだ。迷惑なら出ていくが……」


 すると、わたわたと慌てだした金髪ロリエルフと金髪碧眼の美少女。


「いや、迷惑だなんてとんでもない! 好きなだけ妾の家で暮らしてくれて構わないのじゃ!」


「そ、そうですっ! 命の恩人で有るマナブさんを迷惑だなんてっ! あり得ません! ずっと一緒に暮らしてくださいっ! マナブさんはいてくれるだけでわたしはとても幸せですからっ! それにわたし、結構稼いでいますしっ!」


「シ、シルク!? お主!?」


 エメさんが住み続けることに許可をくれた事に感謝。あとシルクちゃんは発言はなんだか、ヒモ男製造機を作り出してしまいそうなことを言っているので、あまりそういう事は言わないで欲しい。おれの気持ちが揺らいでしまいそうになる。  


 あと、エメさんがめちゃ目を見開いて驚いている。まぁ、今の発言は見逃せないよな。


「わかった、二人がそう言ってくれるのであれば、おれは今まで通りにさせてもらう。助かるよ」


「お礼なんて入りませんよ」


「そうなのじゃ、ずっといてもいいのじゃぞ? シルクも妾も同じ気持ちじゃ」


 美少女の二人からそう言われるとなんだかとても嬉しい。これから一つ屋根の下でこんな美少女達と暮らしていけるなんて想像するだけで幸せコンチクチョーだと思う。


 おれはその幸せを噛みしめつつ、テントから出て冒険者達と話をつけにいくことにした。

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