表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

現実

「澄香、大丈夫?」


「少し、捻挫したみたい。痛い。」



 私は、左足の足首を、手でさすった。



「江田、大丈夫か?」



 体育の鉄二先生も、慌てて駆け寄ってきた。



「無理っぽいです。」



 私は、飛び跳ねながら、片足で立った。



「御影、悪いが、保健室まで連れて行ってくれるか?」


「無理です。澄香、片足で歩けるみたいだけど、私、そんな澄香を、連れていく自信ない。先生、男だから、連れて行ってよ。先生、授業の責任者だし。」


「まぁ、そうだな。」



 先生は、私を、いわゆる、お姫様抱っこをしようとしてきた。


 他の生徒から、囃し立てる声や非難めいた声が、聞こえる。ちなみに、先生は、イケメンに分類される顔だ。性格も。



「先生、自分で歩けますから、肩貸してください。」


「先生が、保健室に行ってる間、みんなは、待機で。」



 先生と保健室に、向かおうとしている時に、御影は、私にウインクをした。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ