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ペコリン星の王女様

サイトの中では

主につぶやいてる人を中心に

グループっぽいものができていて

その筆頭はやはり『momoka』さんだけど、


でも、僕はあまり他の人とかかわらずに

本当に心許せる人が

1人いれば良いと思っていた。


そんな時に『ペコリン』が現れて

この人!って感じるものがあった。


俗に言う、ビビっときた。ってやつ。


なぜか最初のコメントで

そう感じさせる物があった気がする。


『ペコリン』とはあれから

毎日のように、コメントで会話してるが

ペコリンがつぶやくことはまだない。


一度、何故つぶやきを投稿しないのか?

聞いたら、


僕のつぶやきにコメントするのが

楽しいんだって♪


そういえば、

他の人にコメント入れてるのを

見たことないし、いいね!さえも

してない・・・


これって…僕のファン?

僕だけを見てくれてるの?

もしかしてメル友に発展しちゃう?


妄想が次から次へと湧いてくる(笑)


顔も容姿も、好みのアイドルになってる(笑)


勝手に好みのアイドルにされたペコリンは

いい迷惑だろうけど


好意を持たれることは気持ちいい♪


僕の職場にも若い女性は何人もいて

ちょっとイイかな?って人もいるけど


シフトの関係で、

話をするような機会ってあまり無いのが現実


そこへいくと、つぶやきサイトって

じっくり話をできるし


逆に顔が見えないから

勝手に自分の好みの姿にしちゃって

自分勝手に盛り上がれるのかもしれない。



このままサイトの中で仲良くなって

そして恋人同士へ・・・


なんて、妄想がピークに達していた────



◇◆◇◆◇◆

来週からいよいよGWが始まりますね♪

皆さんは予定が決まってるのかな?


僕はショッピングセンターに

勤めてるんで

みっちり仕事なんだ~(T-T)


一日くらい、仕事さぼって

海の見える公園にでも行きたいな~( 〃▽〃)

◇◆◇◆◇◆



いつものように、

momokaさんにいいね!して

朝の挨拶がわりのつぶやきすると

ツブ友さんから

ポツリポツリとコメントが───


ウイロー:

(競馬場でのんびりかな…)


玉乃光:

(私も仕事やわ~(;´д`)

ウイローはん?

叙々苑はいつや!(笑))


ペコリン:

(ポン太さん、

おはようございます。う。


ずーっとお仕事なんですか!

大変ですねぇ~(;´д`)


ポン太さんみたいに

休みの日でも働いてる人が

いるから、

皆さん、安心して休める

んですよね~(*´∇`*)


感謝ですーーーー(●^o^●))



そうなんだ……

僕のように、休みの日でも働いてる人がいるから

みんなが出かけられるんだ。


本当にこの人は

チョー!ポジティブで

いつもパワーをもらっている。



ペコリン:

(ポン太さんは優しくて強い人、

つぶやきでは、ゆるいけど

ワタシ(σ*´∀`)には判るよ!)



ペコリンには心の中まで見られてるみたい、、、

それに、話してると

仕事ばかりでつまらない毎日でも

楽しくなってきたから不思議だ。



僕は思いきって聞いてみた。


ポン太:

(ペコリンって、どんな人なの?)


ペコリン:

(ワタシ(σ*´∀`)は

ペコリン星の王女なの♪)


ポン太:

(・・・・・・・・・・)



きっ、聞かなきゃ良かったかな?(汗)



でも、気を取り直して、



ポン太:

(ペコリン星って何処にあるの?)



ペコリン:

(みんなの心の中、、、かな?)

(心が繋がると、そこがペコリン星になるんだよ)



ポン太:

(メルヘンだね)



ペコリン:

(ポン太さんの世界もペコリン星に近いよ!)



ポン太:

(やったーーー!)



僕はわけが分からなくなったけど、普通に嬉しかった。



ペコリン:

(ポン太さん?…仕事って楽しいですか?)



ポン太:

(今の仕事は楽しいよ)

(そりゃあ、我儘なお客様とかいると、

対応が大変だったり、

嫌な思いもする時があるけど、

感謝されたり、笑顔を見られたりすると

やってて良かった。と思うよ)



ペコリン:

(ワタシは働いたことがないから、

朝早かったり、夜遅かったり、

大変だな~って…)



ポン太:

(うん。そうだね~、、、

嫌々やってると心が折れるから、

何か楽しみを探しながらやってるよ)



ペコリン:

(ワタシもポン太さんのように、

自由に動きたいな~(´д`|||))



この人、専業主婦なのかな?




ポン太:

(頑張って働いてみたら?)



ペコリン:

(だって、、、ペコリン星の王女だから、

自由がないの(笑))



ポン太:

(はい、はい、、、(笑))



ペコリン:

(あ!、海…ワタシも好きだから、

行ったら画像アップしてね)



ポン太:

(うん。行く時は教えるから)



誰かと楽しみを共有するのって嬉しい──────

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