2話 緊急速報。テロリストだってよ。
【緊急速報です。緊急速報です。たった今、徳島県県庁がテロリストにより占拠されました。繰り返します。たった今、徳島県県庁がテロリストにより占拠されました!】
『・・・マジ?』
俺、徳島なうやけど。
避難すんの?テロリストって何?流石にビビる。
こんなことあるんやな。テレビ見てたらいきなりこの映像に切り替わった。
父親は夜勤で帰ってこないし、母親はいま祖父の看病で県外にいる。まぁ仲良くないし、気にせんけど。
【テロリストは30人程度が武装しており、県庁に立てこもっている状態です。
しかし、死人、怪我人はなく、人質も取っていないとの事。県庁から追い出された人によると、『いきなり何もない所から何十人も出てきた。ありえない。』と供出しており、警察が県庁を囲っています。。テロリストの目的は何なのでしょうか。】
『いやなんやそれ。』
いま生中継で県庁を映していて、確かに警察がたくさんいた。
そんな訳ないだろと思いたいが解放された人の表情を見ると、嘘を着いているように思えなかった。
僕の家は県庁から遠いところではないので避難勧告ででるといけないと思い、避難準備をすることにした。テレビはアナウンサーがぎゃーぎゃー叫んでばかりでうるさいので消した。
リュックに着替えとかカップラーメンとか水とか漫画とか詰め込んで、 準備はすぐ終わった。だが避難勧告は来ない。
『とりあえずもう1回テレビつけよ・・・。』
ちょうどテレビをつけたとき、県庁を映しており、人が1人出てきた所だった。テロリストの1人だ。武装はしていない。サラサラヘアーの男性で白いスーツで胸にピンクの花を付けている。そして警察が待ち構えている所に手ぶらで自信ありげに歩いていく。
すると、警察の1人がメガホンで何か喋っているらしい。おそらく、降伏しなさいとかそういうのだろう。
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『君らは包囲されている!大人しく出てきなさい!』
怒鳴る警察。
『はー!?お前らこそ帰ってよ!』
手をメガホン代わりにし、大声で喋る男。
『武器は持って無い!確保確保!!』
男に襲いかかる警棒をもった十数人の警察。僕はテレビから目が離せなかった。男は花を胸から花を取って手を前に出した。
すると、手から勢いよく爆発したかのように炎がでて、炎が男を囲った。男を纏う炎の勢いで警察は後ろに下がり、近づくことは出来なかった。
そして周りの植物に引火して火事のようになっていた。
その時テレビが生中継中止になったのか、映らなくなった。
いきなりのありえない惨状。誰が見ても目を伏せるような事件。だが橙李の心は高揚していた。
こんにちは。らみゅです。暇な時を見つけては書いているのですが、とにかく日本語がおかしい!
読みにくい方や、もしかするとイライラする方もいらっしゃるかも知れません。本当申し訳ない。
さて、やっと異能使いがでて来ましたが、どうだったでしょうか?やはりどう表現すればいいのか難しいですね。これからも頑張って書いていくので、応援よろしくお願いします!
あと、サラサラ男性の異能はまだ不確定の能力なのでまだ名前は付けていません!そのうち、明らかになると思いますのでどうぞ見てやって下さい・・・
※不確定は元々能力は決まってるけど、先程の爆発は能力の一部であると言うことです。




