この町は群青を失う
供養です
プロットも何もなしに頭の中だけで考えたものなのだけど、最近調子がわるくて小説が書けなくなってしまいました。…もともと長編なんか書きあげたことないけど
私の理想みたいな世界。ほんとはもうすこし続きますが、文章がよたよたしていて見苦しいと思ったのでやめました
がんばります
また、あの人だった。これで何回目だ。
僕が此処に来るのも、そこで彼女の姿を見るのも。
同じ人生を、僕は繰り返していた。
いや、「同じ人生」というのは間違いかも知れない。「無数の人生の可能性」と言うほうがきっと正しいのだろう。
中学の、開け放たれた1年教室の扉の前で、例によって僕は立ち尽くしていた。
「おはよう」
視界の端に私を見つけても、窓際の彼女は頑としてその言葉を口にしない。もう慣れたけれど。
僕は自分の席に向かった。
僕の席は、真ん中の列の一番後ろだ。彼女とは遠いとも言えず、近いとも言えない微妙な距離だった。
後ろの黒板を見てはじめて、今日の一限が数学だということを知った。彼女にも聞こえないような声で怠い、と零して僕が席に着こうとすると、さっきまで僕が居た教室の入り口のほうから、数人の女子が談笑する声と、無数の靴音が近づいていた。
あの俳優が出てるドラマがね。
えーこっちのアイドルのほうがかっこいいよ。
そういや2組のあいつがさ。
今日部活あるじゃん、やだなー。
そんな他愛もない会話でさえ、聞いて息が吸いにくくなる理由を僕は知らない。
教師の下らない洒落でクラスが笑いに包まれていくなか、彼女は頬杖をついて、窓の外の空を見ていた。ノートをとっていた僕も彼女と同じように、何気なく空を見る。
どこか悲しげな空だった。夏のような溌剌とした太陽もなく、ただ薄く張った雲が、空の青さを溶かしていた。教室に響く笑い声を背景にして、雲の向こうにいる誰かが、このままでいいのかと僕に問いかけているように思えた。
ずっと空を見ていることが何だかもどかしくなって、僕はようやく授業に戻った教室に視線を戻した。彼女は、まだ空を見ていた。彼女は、何を見ているんだろうか。空でさえ晴れていないというのに、なにか自分の気分が晴れる理由でもあるんだろうか。あるんだったら教えてほしかった。
教えて、この場所の息苦しさを少しでもマシにしてほしかった。
空なんて見てないでさ。
今回も、早く壊してくれよ。はやく、この世界を根底からひっくり返せよ。
また待ってるんだ。
何回目だって、君はそうしてくれるだろ。
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ありがとうございました
ラストの部分だけ書きたいので、また投稿するかもしれません