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64話 守護ノ現在
私が目覚めると、魔神になっていた。
ダンジョンにあまり変化は無い。
だが、意識を失ってからすでに一週間も経っているようだ。
でもそのおかげで私は、以前とは比べものにならない程強くなった。
私が、強くなった自分のステータスを見ていると、ダンジョンに訪問者が来た。
それは、直径2m程の太さを持つが、長さは10m程と、その太さと不釣り合いな胴体の持ち主、巨大な蛇だった。
ダンジョンの機能を利用し、その蛇のステータスを調べようとした。
――――――
秘匿されています。
――――――
この蛇は自分より強い、そう確信した。
その蛇は、その巨体からは想像出来ない速さでダンジョンを進んでいく。
しかも、道を間違えず、最短のルートでダンジョンの最深部、私がいるこの部屋に向かっていた。
私は部屋を出て、部屋への道を魔法で塞いだ。
あの蛇を迎え撃つためだ。
正直勝てるとは思っていない。
私に勝てないと確信させる程の相手だ。
だが、私はこのダンジョンを守ると決めた。
決めたからには守らなければならない。
守護魔神の名に懸けて。
そして、蛇が私のいる場所にやって来た。
私と蛇がこの場所、私が生まれたこの場所で相対した。




