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39話 使命と願い、そして決意
俺が知ってしまった神話は、余りにも大きなものだった。
そして、俺と深く関係していた。
神話の中で技能神が生んだスキル『技能魔王の卵』。
今では俺の物と成り、無事孵化してはいるが、まさかそんな願いが込められていたとは思いもしなかった。
この世界で、俺は2つの使命と1つの願いを背負ったことになる。
創世神が自身を初めとする神を殺す為に呼び出した転生者として。
邪神が自身を殺す為に生み出した魔王として。
そして、邪神を殺せる程に成ることを願われて技能神の力が託された技能魔王の卵を孵化させた者として。
それぞれから使命を受け、願われた者として。
創世神には、この退屈さを感じない世界に呼んで貰った恩が有る。
邪神には、この退屈さを感じない蛇の魔物にして貰った恩が有る。
そして、何よりも技能神には、この退屈さを感じさせない程の力を技能魔王の卵として貰った恩が有る。
どれも退屈さを感じなくさせてくれた恩が有る。
なら、その恩を返してやろうじゃないか。
使命を果たしてやろうじゃないか。
『技能魔王』の、名に賭けて……。




